1.列島各地で大雨被害 7月最多 箱根、1時間72ミリ,産経新聞
RV=39.6 2007/07/05 08:00
キーワード:福岡,鹿児島,大分,指宿
梅雨前線と前線に伴う低気圧の影響で4日、九州は大雨となり、午後には神奈川県など関東に広がった。近畿や四国でも局地的な強い雨が降った。九州の大雨は峠を越えたとみられるが気象庁は引き続き、土砂災害などへの注意を呼びかけた。
東海道新幹線は神奈川県小田原市で雨量計が規制値を超えたため4日夜、新横浜−熱海間で一時運転を見合わせた。鹿児島県内で3日夜にJR線が脱線、滋賀県では増水した川に流された男性1人が死亡した。
小田原では4日夜、1時間に60ミリと、同地点の時間雨量としては観測史上最多を記録。大分県の耶馬渓で72時間降水量が318ミリ、神奈川県の箱根では1時間雨量72ミリを観測、それぞれ7月としては過去最多だった。
熊本県の高森51ミリ、佐賀県の八幡岳42ミリ、長崎県の佐世保36ミリ、鹿児島の鹿屋35ミリ、福岡県の黒木34ミリなど、各地で激しい雨が降った。
鹿児島県指宿市のJR指宿枕崎線では3日深夜、線路脇の斜面から崩れ落ちた土砂に、鹿児島中央発山川行き普通列車(2両編成)が乗り上げ、1両目が脱線。けが人はなかった。
長崎県佐世保市と熊本市で、民家の裏山や市道脇の斜面が崩れたほか、佐世保市や鹿児島県の鹿屋、南さつま両市などでは一部住宅の床上や床下に浸水した。大分、鹿児島両県では住民が公共施設などに避難した。
気象庁によると、5日の関東・甲信地方は梅雨前線上を通過する低気圧が明け方にかけて関東の東の海上に抜け、西から移動性高気圧が張り出すため、日中は日が差すところもある。
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