2.昼前にかけ大雨に警戒 九州南部,西日本新聞
RV=27.1 2007/07/11 10:08
キーワード:鹿児島,福岡,熊本
対馬海峡に停滞する梅雨前線に向かい南から湿った空気が流れ込んだ影響で、九州地方は10日、全域で断続的に強い雨が降った。前線は11日にかけて九州をゆっくり南下するとみられ、気象台は中、北部で朝のうち、南部で昼前にかけて、大雨への警戒を呼び掛けている。
長崎県・鰐浦(わにうら)(対馬市)で10日午前1時までの1時間に34ミリの雨を観測。午後は九州中南部で激しく降り、鹿児島県大口市では午後6時までの12時間で113ミリを記録した。
11日昼すぎにかけて、1時間に30‐60ミリの雨の恐れがある。11日午後6時までの24時間に多い所で、鹿児島県250ミリ▽熊本、宮崎県200ミリ▽大分県140ミリ▽福岡、佐賀、長崎県110ミリ▽山口県100ミリ‐が予想される。
降り続く雨で、宮崎県門川町では9日夜、自営業小泉応和さん(55)方の裏山が幅2メートル、高さ4メートルにわたって崩落。柱が壊れるなどしたが、けがはなかった。JR日豊線の行橋‐新田原間は10日午後、強風のため一時運転を見合わせ、列車計6本に部分運休や遅れが出て計約500人に影響した。
=2007/07/11付西日本新聞朝刊=
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