平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/07/16 00:00〜2007/07/17 00:00

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3.2007参院選 初の「選挙サンデー」 党首アピール懸命,産経新聞
RV=244.0 2007/07/16 08:00
キーワード:演説,陣営,選挙,候補,街頭,中止,遊説

参院選が公示されて初の「選挙サンデー」となった15日、各党党首らは台風4号の激しい風雨の影響で遊説先の変更を余儀なくされたものの、支持を求めて必死のアピール合戦を展開した。安倍晋三首相(自民党総裁)は遊説のほか、テレビ出演も積極的にこなして党の顔をアピール。民主党の小沢一郎代表との“大将戦”に持ち込んで少しでも支持を広げたい考え。一方の小沢氏は遊説より選挙事務所回りを優先する戦術で、この日も対照的な動きをみせた。  ≪指導力≫  安倍総裁は15日、都内でテレビ出演を終えた後、いったん公邸に戻り、午後には栃木県日光市のJR今市駅前などに姿を見せた。傘をさす聴衆に、地域活性化、教育再生など政府の取り組みを訴えた。  栃木県は改選数が1減し、自民と民主の現職同士が対決する構図で「1人区の行方を左右する象徴的な選挙区」(自民党関係者)。宇都宮市のほか、鹿沼市などでもマイクを握り、日が暮れるまで支持を訴えた。  安倍総裁は最近、民主党の掲げる基礎年金と最低保障年金に触れ、「民主党はすべて税金でやるというが、財源を示さない」と民主党を名指しした批判を強めている。  この日の街頭演説でも「(民主党は)旧国鉄や現在の社会保険庁の解体に反対している団体から支援を受けている」と強調。年金記録紛失問題や閣僚辞任、政治とカネの問題で守勢に立たされていただけに、「なりふり構っていられない」(ベテラン議員)ようだ。  遊説では台風の影響を受けた安倍総裁だが、逆に指導力をアピールしてもいる。14日の「災害対策関係省庁局長会議」では「被害に遭った住民の要望をくみ取り、迅速な復旧支援策を講じる」と指示。与党幹部は「天災があったときは政府・与党が頼りにされる」との見方を示している。  ≪地方重視≫  一方、小沢氏の遊説戦略も台風の影響で混乱気味だ。13、14両日は四国4県の農村部、15、16日はチャーターした小型ジェット機で鹿児島県・奄美大島、熊本県の山村をまわる計画だったが、18日以降に延期した。  このため、15日は改選3人区で2議席獲得を狙う神奈川、埼玉両選挙区の民主党候補事務所を相次いで訪問。スタッフらに「選挙は投票箱が閉まるまで(勝敗は)分からない」と語り、陣営を引き締めた。さいたま市内では記者団に「両県の2議席獲得が野党過半数実現とイコールだ」と意気込みを示していた。  小沢氏は、29の1人区について「自民党政治への批判が強い。その気持ちを民主党が受け止めれば、雪崩を打って支持の輪が広がる」との手応えを周囲に示している。ここ数日は日程変更を余儀なくされたが、長年、自民党の支持基盤とされてきた農村部、山間部を遊説し、徹底した地方重視の姿勢で戦う構えだ。  ただ、党内には自民党側が仕掛ける党首対決を受けて立ち、都市部での街頭演説を行うべきだとの声もくすぶっている。  公明党の太田昭宏代表はこの日、民放のテレビ番組に出演後、都内や埼玉県で街頭遊説を行う予定だったが、台風の影響で中止。党本部に設置した災害対策本部(総合本部長・太田氏)の会合で今後の対応を協議した。  ≪埋没懸念≫  他の野党は、自民、民主の2大政党の影に埋没することを懸念している様子だ。  共産党の志位和夫委員長は神戸市で、「医療難民、介護難民が社会問題となり、ネットカフェ難民も急増している。弱い立場の人を見捨て、切り捨ててきた、自公両党の政治責任が問われている」と、与党との対決色を鮮明にした。  社民党の福島瑞穂党首は東京・品川駅前で、ずぶぬれになりながら「自民党も民主党も、何らかの形で海外での自衛隊の武力行使を認める点では同じだ」と2大政党を批判。その上で「台風の進路は変えられないが、明日の政治はみんなで変えられる」と訴えた。  国民新党の綿貫民輔代表、新党日本の田中康夫代表もそれぞれ、都内や東京近郊でそれぞれの政策をアピール。田中氏は東京・渋谷駅前で、「食品、訪問介護、年金記録と今の日本は偽装だらけだ。おかしいことを変えるのが、しがらみのない新党日本だ」と訴えた。


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