平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/07/19 00:00〜2007/07/20 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
「平成19年の風水害」トップ
キーワード解析結果[PDF]

3.7月豪雨災害:発生から1年 今も続く完全復旧の道 /島根 ,毎日新聞
RV=20.2 2007/07/19 15:00
キーワード:寺,政治

 ◇出雲・神戸川堤防決壊で浸水被害  ◇官民一体で防災模索、被災者救済など課題山積  昨年7月に県内を襲った記録的豪雨災害「7月豪雨災害」から1年。県内各地で土砂・浸水被害を出し、死者・行方不明者5人、住家被害2055棟など大きなつめ跡を残した。被災地では現在も復旧作業が続く一方、災害を教訓に新たな防災策を考案するなど、被害を繰り返すまいと官民一体となって模索が続いている。【細川貴代】  ◆避難所見直し  神戸川のはんらんで深刻な被害を受けた出雲市。昨年7月19日未明には堤防が決壊し、朝山地区には一気に濁流が押し寄せた。  避難所の朝山コミュニティセンターでは午前3時ごろに床上浸水が始まった。腰まで水が押し寄せる中を住民が隣接の小学校に再避難。同じころには佐田町で、三島政治さん(当時76歳)、ユリ子さん(同74)夫妻と孫で高校生の清隆さん(同15)の3人が、増水した川に沿った道路を軽乗用車で避難する途中で濁流にのまれた。  避難所機能の適否や、避難に危険が伴う事態が浮き彫りとなった今回の災害。市は震災、水害、土砂災害ごとに指定避難所の適否を再確認して市地域防災計画に盛り込んだ。避難所から遠い地域を考慮し、寺や高台など一時的な避難所も地元で指定した。  また、的確に避難が伝わるよう、避難勧告が深夜になる場合は夕食時間帯など早めに発令すること▽「避難指示」はわかりやすく「避難命令」と言い換えて出すこと、などを新たに決めた。市総務部の児玉俊雄次長は「行政も懸命にやる。でも危険な場所を知るのは住民。地元が一体となって防災に取り組んでいくことが大切だと思っています」と話す。  ◆高まる防災意識  住民の中でも防災意識は高まっている。市内全36地区で自主防災組織が結成され、活動を開始。中でも積極的な取り組みをしているのが、3人の犠牲を出した佐田町の窪田地区。災害後に独自の災害対応マニュアルを作成し、連絡網も作成して各自治会に配布した。


http://www.drs.dpri.kyoto-u.ac.jp