平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/07/30 00:00〜2007/07/31 00:00

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1.07参院選:民主躍進し2議席/逆風かわし古川氏(その2止) /埼玉 ,毎日新聞
RV=168.4 2007/07/30 12:01
キーワード:候補,選挙,支持,陣営,年金,民主,投票,自民

 ◇投票率は56・35%、前回比3.75ポイント増 身近な争点、関心高く  29日に投開票された参院選埼玉選挙区の投票率は56・35%(男56・73%、女55・97%)で、前回の52・60%を3・75ポイント上回った。有権者に身近な「年金問題」が最大の争点となったうえ、民主党が2候補を擁立し、自民と公明を合わせた4候補が3議席を争う全国でも激戦区となったことなどが、投票率アップにつながったとみられる。  毎日新聞が今月集計した参院選立候補者377人に実施したアンケート結果では、「年金問題」を最大の争点に挙げた候補は与党の65%、民主の69%に上った。期日前投票者数は55万8754人と、過去最高を記録したことが、有権者の関心の高さを表している。選挙期間中の本社の世論調査でも、92%が投票に「必ず行く」「たぶん行く」と答えていた。  春の統一地方選からの選挙疲れなどが懸念されたが、安倍晋三首相や小沢一郎民主代表ら党首級が続々と来県して注目を集めた。世論調査で参院での与野党逆転が現実味をもって語られたことなども、投票率を押し上げた一因になったといえる。【鷲頭彰子】 ………………………………………………………………………………………………………  ■解説  ◇民主、奇跡呼び込む  年金問題に終始した参院選。全国的な大躍進の流れに乗り、改選数3の埼玉選挙区でも民主が「奇跡」(県連幹部)の2議席を獲得した。自民が体力低下にあえぎ、公明は従来型の組織選挙の限界を露呈する中、与党批判の突風に感度よく帆を広げ「追い風」に変えた民主の勝利といえる。  投票日に行った出口調査では、県内有権者の6割が安倍内閣を「支持しない」と回答。年金記録漏れ問題などの批判に加え、4月県議選の惨敗ショックが自民に苦戦をもたらした。候補を支える県議団の求心力は低下。末端まで支援の輪が広がらず薄氷の勝利だった。強力な支持基盤を持つ公明は、与党批判や投票率上昇の危機感から取り組んだ無党派層への浸透が思惑通りにいかず議席を失った。  民主は争点を年金一本に絞り、制度改革を訴えることで、現政権への批判票を取り込むことに成功。擁立2候補のうち1人に票が集中した04年の前回参院選や、小泉旋風が吹き荒れた05年衆院選を経験した県連は、無党派の風を読み自分たちに呼び込むことの難しさを痛感していた。  国会議員に応援する候補を割り当てて、結果に責任を持たせる戦術は、両陣営の競争意識を喚起し全体的な得票の伸びにつながった。選挙中盤で調査データを分析し、劣勢の候補に集中的に人的応援を投入する手法で、前回からの課題だった「票の配分」にも成功した。これまで、勝っても負けても風に翻弄(ほんろう)されてきた民主が初めて、風を武器にした。一方、議席を落とした公明にとって無党派へのアピールは改選数3の選挙区の必須条件。風と真剣に向き合う姿勢が求められる。【高本耕太】 ………………………………………………………………………………………………………  比例代表政党別得票数はあす掲載します 7月30日朝刊


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