平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/08/05 00:00〜2007/08/06 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
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1.川内川激特 さつま堤防計画 国交省が説明会,南日本新聞
RV=65.2 2007/08/05 21:51
キーワード:候補,イオン,自治,知事

 鹿児島県は5日、公共関与の産業廃棄物管理型最終処分場候補地に選定している薩摩川内市川永野町で、周辺環境への影響を調べる立地可能性等調査に着手した。同日は、候補地から1キロ以内の川永野自治会を対象に井戸利用状況調査を実施。県職員らが全41世帯(自治会調べ)の井戸の構造や水質などの聞き取り調査をした。  聞き取り調査は、県や調査を委託された静環検査センター(静岡県)の担当者、自治会委員が2班に分かれ、各世帯を5−10分程度訪問。井戸水の利用状況や大雨時の水位変化、簡易水道の使用状況などを尋ね、検査機器を使って井戸水の水温やpH(水素イオン指数)、電気伝導率などを調べた。  同自治会は処分場計画に中立的な立場を取っており、県によると、調査を拒否した世帯はなかった。  調査を受けた住民のうち、手掘りの井戸水を飲料に使っている無職男性(73)は「地下水汚染が心配。もし処分場を造るとすれば、将来的にも汚水が漏れない施設でなければ困る」。無職女性(77)は「自治会の方針なので調査は受け入れた」としながら、「地域のイメージ低下と水質汚染の心配があり気持ちは処分場計画に反対」と胸の内を明かした。  同自治会の堀之内一会長は「県の調査は調査として受け入れ、中立の立場で前向きな対話をしていく。一番の願いは安全。今後の方向性は処分場の勉強も重ねながら調査結果を待って決めたい」と語った。  県は候補地から1キロ以内にあるか、1キロ以内に水源を持つ大原野など他の周辺3自治会でも8月中に同調査を行う予定だが、日程は未定。大原野は調査・建設ともに反対、百次大原野と木場茶屋は建設反対を決めている。  県廃棄物・リサイクル対策課薩摩川内市駐在の種子島久志参事は、同日の聞き取り調査について、「簡易水道があるにもかかわらず、井戸水を使っている世帯が多い印象を受けた」と総括。「調査反対の自治会もあるが、協力をお願いするしかない」と話した。  県は今月中にも候補地のボーリング調査に入る方針で、1年間かけて地質や水質、大気環境などの調査を行う。 ■知事、地元で協力要請  鹿児島県の伊藤祐一郎知事が3日、公共関与の産業廃棄物管理型最終処分場計画の立地可能性等調査に先立ち、薩摩川内市の候補地周辺4自治会長宅を初めて訪ね、調査への協力を要請していたことが5日分かった。候補地の採石場も併せて視察したという。県が同日明らかにした。  県などによると、伊藤知事は3日夕、候補地の同市川永野町の採石場を県担当職員らと約30分間視察。その後、県が「地元」とする大原野や川永野、百次大原野、木場茶屋の4自治会長を10分から15分ずつ訪ね、調査への協力を求めた。  処分場の調査・建設に反対する大原野自治会の和田岩男会長は「知事から『安全な施設にする』などの話があった。突然の訪問で時間はなかったが、自治会として調査に協力できないと伝えた」。  川永野自治会の堀之内一会長は「知事には中立の立場を説明し、もし造るとなれば、金額をかけ汚水が漏れない安全な施設にするよう要望した」としている。  伊藤知事の現場視察や自治会長訪問について、県廃棄物・リサイクル対策課薩摩川内市駐在は「3日の打ち合わせ中に急きょ決まった」と説明している。


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