平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/08/07 00:00〜2007/08/08 00:00

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1.サンゴ大規模「白化」 先島海域 ,琉球新報
RV=51.4 2007/08/07 09:47
キーワード:白,佐伯,海岸,代表,海水

 【石垣・宮古島】石垣島など先島の周辺海域で、高水温などによりサンゴが白くなって死滅する「白化現象」が広範囲で確認された。大規模な白化現象はサンゴが大量死した1998年以来のこと。7月の高水温が白化現象の原因とみられ、8月も水温が高い状態が続けば、98年以上の被害となる可能性もあり、環境省などが調査している。  環境省などによると、石垣島のほか、本島北部の瀬底島、北谷町砂辺、宮古島周辺でも白化現象が確認された。  さんご礁保全のため調査を実施している八重山サンゴ礁保全協議会(吉田稔代表)が会員から収集した情報によると、石垣島周辺で白化が確認されたのは白保、名蔵湾、御神崎、米原、川平石崎、平久保、玉取崎、竹富島東の計八カ所。ミドリイシやハマサンゴなどに白化現象が見られるという。  サンゴの白化現象は石垣島を取り囲むように、ほとんどのリーフ内で確認されるなど広範囲で「(サンゴが大量死した)1998年以来の規模」(環境省)だという。  気象庁によると、今年7月以降、先島諸島付近で海水温31度以上の海域がみられ、平年より二度以上高くなっている。  八重山ダイビング協会の佐伯信雄さん(60)は「島の周辺の至る所で白化現象が見られる。米原キャンプ場近くのハマサンゴなど、白化がほとんどなかったポイントでも白化が進んでいる」と説明。「ことしは石垣島に台風がほとんどないため、海水の循環が悪くなり水温が高くなったのでは。台風6号が回復につながってくれれば」と話した。  毎年、宮古島周辺のサンゴを調査している梶原健次さんによると、5日に市城辺の吉野海岸と、市平良の西平安名崎の二カ所で潜水調査し両方で白化現象を確認した。特に吉野海岸では約8割のサンゴで白化現象が見られ、ミドリイシは9割が白化し、一部は死滅していたという。  梶原さんは「急速に白化が進んでいると思われる。高水温は台風の発生数の少なさも一つの要因の可能性はある」と指摘した。  梶原さんは8月下旬ごろまでに宮古島周辺の計14カ所を調査し、環境省の自然環境研究センターなどへ報告する予定。


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