平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/08/09 00:00〜2007/08/10 00:00

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3.東国原知事にNO!…入札改革に建設業者抗議 ,スポーツ報知
RV=38.9 2007/08/09 08:02
キーワード:支持,知事

 圧倒的な人気を誇る宮崎県の東国原英夫知事(49)に8日、わずかなNO!が突きつけられた。談合防止のため、同知事が推し進める「入札改革」に対して地元建設業者らが抗議し、約15人が同県庁前に座り込んだ。東国原県政に県民が抵抗するのは初めて。業者らは「俺達を殺す気か!」などののぼりを立てて県庁にも乗り込んだが、東国原知事は留守。座り込みは9日も引き続き行われるという。  「行政は俺達を殺す気か!」「業者を使い捨てにするな!」  勢いよく書かれたピンクやオレンジののぼりを掲げ、かっぷくのいい中年男性らは次々と日陰のベンチに座り込んだ。  抗議行動を行ったのは「県民の雇用を考える会」(計4人)を中心にした建設会社の社員や、会社倒産による失業者ら。午前9時から午後4時まで座り込みを行い、当初は200人集まるともいわれたが、この日は約15人が怒りの集結をした。  同会の甲斐三樹彦代表ら2人は県庁内にも乗り込み、県土整備部に入札制度改革の見直しを求めて知事あての要望書を提出。内容は「入札改革に地元業者の意見も入れるべき」「落札率は85%以上にしないと業者の利益が出ない」など6項目で、2人は「あんたらに都合いいだけの入札制度改革だ! 地元のまじめにやっている業者に『おまえ死ね』と言ってるようなもの」とほえた。  宮崎県では官製談合により今年1月に安藤忠恕前知事が逮捕され任期途中で辞職。政治不信の中、東国原知事が当選した経緯もあり入札改革は同知事の肝いり政策。県によると県発注の公共事業の平均落札率は2005年に約97%だったが、今年4〜6月には約80%に。利益の少なくなった業者は今年1〜6月で27件倒産しているという。  支持率90%以上を誇り、全国的な人気の東国原知事に抗議が起こったのは初めて。改革の光と影が浮き彫りになった形だ。  業者らの怒りをよそにこの日、東国原知事は台風の被害に遭った県北部の視察のため県庁に不在。地元テレビ局などの取材に「改革は今始まったばかりですから、十分に意見交換しながらやっていく」と話すにとどまった。業者らは9日も座り込みを続ける予定という。


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