平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/08/12 00:00〜2007/08/13 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
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1.サンゴ白化 白保ピンチ/WWF、死滅拡大を懸念 ,琉球タイム
RV=98.1 2007/08/12 12:00
キーワード:白,サンゴ,石垣島,水温,白保,基金

【石垣】世界自然保護基金(WWF)サンゴ礁保護研究センターは九日、世界的に貴重なアオサンゴ群落があり、今月一日に国立公園に指定された石垣島・白保海域で、高海水温が原因とみられるサンゴの白化が進んでいると発表した。沖縄近海で大規模な白化が起きた一九九八年にさえ、白化を確認できなかったアオサンゴも一部で白化(淡色化)しているという。  白化したうち、死滅したサンゴは5%程度にとどまる。同センターは「今後も高海水温が続くと大量死につながる。台風6、7号でも水温が下がらなければ被害は広がる」と懸念している。  同センターは四日から六日まで、リーフ内(水深5メートル未満)の二十八地点で調査。すべての地点、同海域に生息するほぼすべての分類群で白化を確認した。  目視による調査では、ハナヤサイサンゴ科とミドリイシ属は90%以上、コモンサンゴ属は50―70%、白化しにくいとされるハマサンゴ属も30―50%が白化していた。アオサンゴ属は5%未満。  同センターが水深四―五メートルの場所に設置した水温計の記録では、梅雨明け後の六月二十一日から最高水温が三〇度を超え、七月二十三日以降は一日中三○度を下回らない日もあった。七月末までに三○度を超えた時間を積算すると平年に比べ四倍以上に達するという。  サンゴは高水温などのストレスを受けると共生藻を失い、白く見えるようになる。今年は梅雨時の降雨や台風発生が少ないため、高海水温が続いている。さんご礁が減れば、生態系や環境に大きく影響する。


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