平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/08/13 00:00〜2007/08/14 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
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3.集中豪雨 土砂崩れ警戒続く ,沖縄タイムス
RV=45.2 2007/08/13 12:00
キーワード:長田,マンション,名護

72時間の8月雨量 那覇最高500ミリ  記録的な集中豪雨で十一日に計百四世帯に避難指示、十一世帯に避難勧告が出された那覇市長田のマンション建設工事現場周辺では十二日、立ち入りが規制された。県内各地で引き続き土砂崩れが相次ぎ、各現場でも警察や消防などによる警戒が続いている。七十二時間降水量は那覇市樋川で同日午前九時半までに五〇〇ミリ、久米島では同日午後一時五十分までに三七〇ミリに達し、それぞれ八月最高となった。沖縄気象台によると、沖縄地方は依然として気圧の谷にあることから十四日までぐずついた天気が続く見込み。  百世帯余に避難指示・勧告が出た那覇市長田のマンション「ライオンズガーデン長田」。  市の災害対策本部によると、十一日午後一時すぎ、下方にある別のマンション建設現場の擁壁(高さ約二十メートル、幅約五十メートル)に接する部分にひび割れが生じていることが分かった。同八時ごろ、設置していたセンサーが擁壁上位で五ミリ、下部で一センチ地盤が沈んでいるのを確認。擁壁が崩れる恐れがあると判断し、避難指示・勧告を出した。  同本部は住人の避難先として市民会館の場所を確保し十二日午後三時現在、八世帯計十九人が避難している。  同本部は十二日早朝にも一ミリの地盤沈下を確認、セメントを流し込むなどして応急措置したという。避難指示・勧告は住人を別の場所へ移動させる強制力はないが、状況が悪化し危険度が一つ上がれば「警戒区域の設定」となり、避難が必要となる。  沖縄市(東門美津子市長)では十二日午前十時、市役所裏で土砂崩れが発生したことから市災害対策本部(本部長・島袋芳敬副市長)が発足。同本部は部長級以上の十九人で構成、総務課防災担当が事務局を務める。  十一日に大雨洪水警報が発令された後、防災担当の職員数人が出勤。二十四時間態勢で市民からの災害や沖縄気象台からの情報収集に当たり警戒を続けた。  同気象台によると、十日午前一時の降り始めから、十二日午後六時までの雨量は那覇市樋川で四九七ミリ、沖縄市胡屋で三二九ミリ、名護市宮里で三一九・五ミリ、宮古島で二〇六・五ミリをそれぞれ記録した。  同気象台は十二日午後一時四十七分に、県内全域の土砂災害警戒を解除。同二時すぎ、沖縄地方に出ていた大雨洪水警報を解除した。 家屋半壊が1件 土砂崩れ27件に 床上・床下浸水86件  県防災危機管理課の十二日午後九時現在のまとめによると、那覇市長田の百四世帯に避難指示が発令中。避難勧告は同市長田の十一世帯を加え、計十九世帯に出ている。また、浦添市経塚や中城村津覇、南城市久手堅の九世帯三十四人が公民館や学校などに自主避難している。  床上・床下浸水は累計で八十六件に増加。家屋半壊一件、土砂崩れも二十七件に達した。  東村の県道70号沿い、宮城地区の民家では、水道の送水管破裂による断水が発生した。


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