平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/08/14 00:00〜2007/08/15 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
「平成19年の風水害」トップ
キーワード解析結果[PDF]

2.南城市営団地の敷地崩落/集中豪雨 ,沖縄タイムス
RV=100.1 2007/08/14 12:00
キーワード:マンション,長田,知事,擁,壁,安里

南城】南城市知念久手堅の市営団地(十一棟二十二世帯)下のコンクリート擁壁の一部が豪雨の影響で崩れ、擁壁に接した敷地が一メートル以上陥没した。三棟六世帯の住人二十四人が十三日現在も親類宅などに避難している。  市によると、擁壁は長さ約六十メートル、高さ約十五メートル。南側の長さ七、八メートルが十二日明け方に崩落。擁壁の下にある市立知念中学校の敷地内に土砂とともになだれ落ち、ランチルームのガラス一枚が割れた。人身への被害はない。  団地住人によると、十一日午後九時ごろから地面が崩れ始め、入居者が自主避難した。陥没は拡大し、十三日までに建物に接する地面にも亀裂が入った。  避難先から様子を見に来た女性(36)は「今後どうなるのか」と不安そうに話した。  学校敷地のアスファルトは擁壁に押されて盛り上がっており、擁壁全体が崩落する恐れがある。  学校は夏休み中だが、部活の生徒らが利用するため、市教委は擁壁に面した一部校舎を立ち入り禁止にした。大型重機を使って盛り土で擁壁を押さえる作業を進めている。 県、避難指示・勧告を解除  県は十三日午後二時半までに、県内百二十二世帯の避難指示・勧告を解除。地盤が緩み百四世帯に避難指示が出ていた那覇市長田のマンション工事現場周辺では、土砂流出や建物の基盤への影響はないと判断され、住民が安堵の表情を浮かべて続々と帰宅した。  緩んだ地盤の上方にある「ライオンズガーデン長田」では、駐車場部分が幅約十二メートル、高さ約十五センチの地盤が沈下。マンションのメンテナンス会社によると、建物を支える基礎部分に傾きはなく、排水溝の修理など一週間程度で原状回復するという。  市は崩れた土砂部分のコンクリート舗装と舗装強化のワイヤを土中に設置し、センサー測定を継続するとしている。  一方、避難指示解除で帰宅したマンション住人の多くは、解除理由を聞いておらず、荻堂紀江さん(49)は「避難生活は長引くと覚悟していた。本当に安全になったのか、ちゃんとした説明が聞きたい」と不安そうに話した。  仲井真弘多知事は長田や牧志付近など災害現場を視察。安里川のはんらんの原因が県の蔡温橋改修工事とする住民の指摘について「何十年に一度の雨が降った。工事が原因なのか、専門家が詰めるしかない」と話すにとどめた。


http://www.drs.dpri.kyoto-u.ac.jp