2.知事「やり方おかしい」 普天間アセス、国を批判,琉球新報
ＲＶ＝54.9 2007/08/17 16:08
キーワード：安里,温い,知事
仲井真弘多知事は１７日午前の定例記者会見で、米軍普天間飛行場移設先の環境影響評価（アセスメント）方法書送付について「本来は（普天間移設措置）協議会できちっと処理をして出すべきものが、後先逆になっている」と指摘、方法書が一方的に提出されたことには「地元の意見を聞くと言いながら、何も形として出てこないまま自らの計画だけを出してくるのは、信義違反というより、そもそも仕事のやり方がおかしい」と強い口調で批判した。
アセス終了後に控える埋め立て申請に対し認可しない可能性についても「（現状のままでは）当然目線に入っている」と述べた。
方法書に対する知事意見については「（手続きが）法的に動き始めているとの解釈もあって、私の意見なしにいくかどうか検討中だ」と答えるにとどめた。
１１日の豪雨ではんらんした那覇市の安里川について、県南部土木事務所が蔡温橋改修工事と洪水との関連で調査報告を受けながら対策を怠っていたとの指摘に対し「調査報告も含め、土木建築部の考えも聞いて、きちっと詰めてから報告したいと考えている。それまで時間が欲しい」と述べ、県の責任問題には言及しなかった。
はんらんと橋の改修工事との関連では「われわれに非があればきちっと手当てはする。しかし技術的に押さえないといけないと考えている。全体の洪水対策の目的があって工事をやっており、そこは理解してほしい」と述べた。真嘉比遊水池と金城ダムの豪雨時の機能について「本来（遊水池やダムは）洪水対策の話であるし、機能するようやるべきだ」と述べた。
米陸軍射撃場が新設される問題には「金武町はある程度米軍基地を許容している部分があったが、はるかに超えだしている気がする。なるべく早く金武町長と意見交換したい」と述べた。
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