平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/08/19 00:00〜2007/08/20 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
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1.被災の傷 なお癒えず/集中豪雨から1週間 ,沖縄タイムス
RV=114.4 2007/08/19 12:00
キーワード:マンション,安里,長田,温い,壁,鉄骨

県内各地に甚大な被害をもたらした集中豪雨から十八日で、一週間がたった。だが、はんらんした那覇市の安里川蔡温橋周辺ではいまだに営業を再開できない店舗が点在。地盤が緩んだ長田のマンション建設現場周辺でも、住民の不安は続く。  観光客が行き交う国際通り。街並みが浸水被害前の姿を取り戻しつつある中、瀧文子さん(82)の呉服店の前には十八日も新たな廃棄品が積まれた。瀧さんは「全部片付けるには、あと一カ月はかかるんじゃないかねえ」とため息をつく。  高価な反物をはじめ、商品の三分の一が水浸しになった。まだ着られるかどうか、一点ずつ見極めるのに時間がかかる。子どもたちや顧客が代わる代わる手伝いに訪れ、「こういう時こそ人の気持ちが分かる」と目を潤ませる。  蔡温橋の改修工事を進める県は、はんらんの一因とみられる鋼材を被害発生後に撤去したが、責任は認めていない。「人ごとだと思って。もっと早く鉄骨を取ってくれれば」と怒った。周辺には、自宅に戻れないままの高齢者もいるという。  土砂崩れの懸念から避難指示・勧告が出された長田のマンション。住民の上條さや香さん(21)は「住んでいる建物が今、どういう状況なのか分からない。毎日不安です」とこぼす。  土砂崩れ地点下方のマンション建設現場に隣接する別のマンションでは豪雨当日の十一日、現場に面した壁に多数のひび割れが見つかっていた。十九日には、住民が隣の施工会社から説明を受ける。管理組合役員の住民男性(38)は「天災なのか工事が原因なのか。命が懸かっているので、しっかり話を聞きたい」と語った。  管理会社の担当者も「もし自己負担で壁を直すと、修繕積立金も毎月一万円単位で上げざるを得なくなる。住民の家計に響く」と懸念した。


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