1.県に支援、原因究明要請 安里川水害
,琉球新報
ＲＶ＝75.7 2007/08/23 10:04
キーワード：安里,温い,知事,自民党
１１日の集中豪雨で安里川の蔡温橋周辺で起きた浸水被害について、那覇市議会や政党関係者が２２日午後、相次いで県庁を訪ね、早急な被災者支援や原因究明を要請した。県側は地域住民への説明会を早期に実施したいとの考えを示した。 那覇市議会の安慶田光男議長は２１日の臨時市議会で可決した意見書を安里カツ子副知事に手渡し、安里川のはんらんで被害を受けた牧志や安里地区の住宅や店舗への早急な支援と再発防止策の実施を申し入れた。安慶田議長は「因果関係をはっきりさせて被災者への支援をしっかりとしてほしい」と要望した。
安里副知事は、被災者の対応窓口を土木建築部土木企画課に一本化する方針などを説明し「蔡温橋改修工事との因果関係は調査中だ。再発防止に向けて安里川の整備を急いでいる」と述べた。
自民党県連の新垣哲司幹事長らも安里副知事に対し、改修工事との因果関係を含めて原因究明を急ぐよう要請した。糸満市内の土地改良区でも大雨のたびに冠水被害が起きていると指摘し、対応を求めた。
政党そうぞうの當間盛夫政調会長と民主党県連の上里直司広報委員長らは土建部の首里勇治部長を訪ね、原因究明と被害補償などを求めた。
首里部長は「補償制度はないが、生活保護や（緊急）融資を含めて各部で検討し個別に相談したい」と述べた。
當間県議は「文化環境部は災害救助法の範囲にならないと言っており、観光商工部も（救済措置は）難しいとの見解を示している」などと県の姿勢を批判した。
上里市議は、県の被害把握が那覇市からの報告だけに頼っていることについて「県道なのに県が被害を把握しない」とただした。
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