3.経営者ら補償要請 安里川水害
,琉球新報
ＲＶ＝63.4 2007/08/23 09:47
キーワード：安里,温い,知事
１１日の豪雨による那覇市・安里川のはんらんで被害を受けた飲食店経営の大城利彦さん（５０）ら６人が２２日午後、県庁を訪れ、営業補償などを求める陳情書を提出した。これに対し県側は、災害に対する緊急融資制度について言及した上で「融資の条件には『知事が認める時』とあり、今回がそれに当たるのかどうか検討したい」などと述べるにとどめた。
那覇市安里の国際通り沿いで地下店舗の飲食店を経営する大城さんは「（県による安里川の）蔡温橋工事が水はけを悪化させた。本来、店舗水没は回避できたはずだ」などと訴え、営業補償や営業再開に必要な融資制度の適用を求めた。
県側は首里勇治土木建築部長ほか観光商工、文化環境両部の担当者が対応。首里部長は「補償は蔡温橋工事が災害原因かどうかが分かる３カ月後に判断したい。その間も県として救済できる方法があるか検討したい」と述べた。
観光商工部は現在、安里川周辺の被害状況に基づき緊急融資が可能かどうか検討しており、「地域経済に与える影響などが判断材料となる。早い段階で答えを出したい」（経営金融課）としている。
県によると、緊急融資は最近では２００３年の台風１４号による宮古島での被害に適用された。
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