平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/08/24 00:00〜2007/08/25 00:00

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1.工事仮設物が一因 京都市発注 集中豪雨で堀川御池一帯の冠水 ,京都新聞
RV=46.3 2007/08/24 14:59
キーワード:堀川,京都,壁

 京都市中京区の堀川御池一帯の道路が冠水し、ホテル駐車場などが水没した22日の集中豪雨で、市が発注した堀川下水道工事の施工業者が設置した仮設物が、堀川に流れる雨水をせき止める形になり、冠水の一因になったことが24日、市の調査で分かった。  市上下水道局によると、施工業者が集中豪雨の直前の22日夕、堀川の押小路橋南側の河床に、構造物へのごみ付着を防ぐ目的で、水流に対して斜めになる形で鉄製の壁(幅約4・2メートル、高さ約1・4メートル)を仮設した。  鉄壁の上流の川幅は9・2メートルだが、鉄壁の設置で3・3メートルまで狭まり、雨水を部分的にせき止めたことで堀川があふれ、冠水の一因になったとみている。鉄壁は当初の設計になく、施工業者が独自に設置し、市は把握していなかった、という。  市は、「枯れ川」になっている堀川にせせらぎを復活させる事業に伴い、堀川への汚水流入を防ぐため、堀川通の地下に下水管を通す工事を続けている。押小路橋南側では、地下を通る堀川に下水管を接続する工事をしていた。  大楽尚史下水道部長は「自然災害と考えるのは困難で、金銭的な補償も含めて誠意ある対応をしたい。被害家族を一軒一軒訪れて説明したい」と話している。  22日の集中豪雨では、押小路橋付近で堀川の水があふれ、堀川通は一時、ひざ上付近まで水につかった。市消防局によると、床上浸水2カ所、床下浸水30カ所、地下浸水5カ所の被害が出た。このうち、堀川通三条上ルのホテル「京都堀川イン」は地下駐車場が水没し、6台の車が廃車になった。


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