2.神田川など水害対策 7流域 都、調節池など整備へ
,産経新聞
RV=29.9 2007/08/29 08:00
キーワード:流域,目標,地下
平成17年9月の集中豪雨で6000棟が浸水する被害が出たことから、対策を検討していた都は28日、神田川や目黒川など7流域を「重点対策流域」に指定し、水害防止に取り組む基本方針をまとめた。
重点対策流域は、これまでの降雨量や浸水被害などをもとに、神田川▽渋谷川・古川▽石神井川▽目黒川▽呑川▽野川▽白子川−の7流域を指定した。
これらの流域では、10年後までに、1時間当たり55ミリの雨量にも対応できるよう、河川に流れ込む雨水を一時的にためる調節池を整備する。また、雨水を下水道に流さず、地下に染み込ませる「浸透ます」の設置を促進するため、費用の一部を助成することも盛り込んだ。
30年後の長期目標としては、都内全域で1時間当たり60ミリの雨量でも浸水被害ゼロを掲げた。
最近の被害例としては、17年9月に杉並、中野両区が集中豪雨に見舞われ、6000棟が浸水した。今後も1時間あたり50ミリを超える集中豪雨が予想されることから、都は浸水被害の防止策を検討していた。
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