平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/09/01 00:00〜2007/09/02 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
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2.安里川水害説明会、住民の怒り噴出 県、原因解明「3ヵ月後」 ,琉球新報
RV=51.0 2007/09/01 10:06
キーワード:安里,温い

 那覇市の蔡温橋付近で安里川がはんらんし、浸水被害が相次いだことを受けて県は31日夜、同市の壺屋小学校体育館で住民説明会を開いた。県は蔡温橋工事と川のはんらんの関係について「3カ月後に出る委員会による調査結果を待つ」と現時点での回答を保留。住民や店舗経営者からは、はんらん時やその後の県の対応に怒りをあらわにする声が相次いだ。県は銀行の自然災害復旧支援融資の説明などもしたが、住民らは「知りたいのはまた災害が起きるか、起きないかだ。融資を受けてもまた店が浸水したら2度も3度も借金をするのか」と、工事中の抜本的な再発防止策を求めた。  県は、工事とはんらんの因果関係について「20年に一度の大雨だった」と説明。住民側は「20年に一度と繰り返し言うが、4月にも浸水が起きたじゃないか」と指摘、県の責任を追及する声が相次いだ。県側は「工事の影響については、3カ月後に出る委員会による調査結果を待ち、手当てもそれからになる」との回答に終始した。経営する飲食店が水没し、現在も休業中の大城利彦さん(50)は「私たちには仕事がない。3カ月間、水でも飲んでいろというのか」と切実な声を上げた。  今後の工事について県は「可能な限り鋼材を撤去し、安里川のはんらん時に備え、店舗前に土のうを配置する。抜本的な解決策は蔡温橋の工事を早く終えることだ」と説明したが、住民らは工事中のはんらんを防止する具体的な策が示されていないと不満を示した。  説明会の最中には外で強い雨が降り「こうやって雨が降るたびに浸水しないか怖くなる。工事が終わるまで付近に住んでみてほしい」との声もあった。  説明会に出席した矢部利男さん(67)は「何を聞いても難しい制度の話と言い訳ばっかり。高齢者らはどうしていいかも分からずに大変な苦労を強いられている。今後の具体的な防止策も被災者に対する援助も何も見えなかった。言い訳を聞きに来ているんじゃない」と厳しい口調で話した。


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