平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/09/03 00:00〜2007/09/04 00:00

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1.猛暑の夏 明暗分ける 海水浴場盛況 熱中症が続出 農産物に被害 ,西日本新聞
RV=100.2 2007/09/03 10:08
キーワード:猛暑,海水浴,前年,暑い,熱中,気温

 夏休みも終わり、県内のほとんどの学校ではきょう3日から2学期がスタートする。日本列島を沸騰させた今夏の暑さは、県内でも猛威を発揮、各地で記録的な暑さを観測した。海水浴場がにぎわい、アイスクリームの売れ行きが好評だった半面、高温障害で特産品のナシやカボスなどに被害が出るなど明暗が分かれた。 ■史上2位の暑さ  大分地方気象台によると、大分市では7、8月の最高気温が30度を超えた真夏日が計46日。35度以上の猛暑日が4日あった。同市の8月の平均気温28、5度は、観測史上2番目の暑さ。最高気温の平均は33、3度で平年を2、1度も上回った。日田市では、8月の最高気温の平均が平年より2、1度も高い34、8度。同月の猛暑日は16日もあった。  この酷暑で熱中症の搬送者が続出。西日本新聞がまとめた県内の熱中症搬送者数(7月1日‐8月30日)は176人に上り、8月28日には津久見市で無職男性(74)が熱中症による急性心不全で亡くなった。  福岡管区気象台は、9月も平年より高めの気温が続くと見ている。 ■最大電力を更新  エアコンや扇風機などは好調な売り上げを維持。冷やした室内で手軽に汗をかける乗馬運動マシンなどの健康器具も売り上げを伸ばした。しかし、毎年猛暑が続く傾向に「エアコンなどはこれまで4、5年に1度の猛暑で爆発的に売れたが、ここ数年は猛暑続きで爆発的な伸びがない」(ベスト電器大分店)という。  気温の上昇で使用電力も右肩上がり。九州電力大分支店がまとめた7月の県内の電力需要実績は、販売電力量が前年同月比1、2%増の7億6900万キロワット時。3カ月連続で前年同月を上回り、8月28日には時間最大電力の記録を更新した。 ■農業関係は悲鳴  海水浴も好調だった。大分市公園緑地課によると、7、8月に同市神崎の田の浦ビーチを訪れたのは5万6000人で、昨年同時期より約1万人増。暑さにもかかわらず、夕立が少なかったことで屋外ビアガーデンも好調。「あもーれHeike大分店」(大分市中央町)は平年より2割近く売り上げが伸びたという。  一方、農産物は大打撃。県中部振興局によると、ミカンや特産品のカボスが高温障害で果肉が痛んだり、表皮の色が薄くなったりする被害が出ているほか、ナシは熟期が早まっているという。酪農でも乳牛が暑さで衰弱し、生産量が減少している。また、九州農政局大分農政事務所によると、水稲の生育状況(8月15日現在)は、7月上、中旬の日照不足や台風の影響などで、平均で「やや不良」だった。 =2007/09/03付西日本新聞朝刊=


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