平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/09/04 00:00〜2007/09/05 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
「平成19年の風水害」トップ
キーワード解析結果[PDF]

1.東北・6―8月 猛暑日、福島で10日 ,河北新報
RV=54.0 2007/09/04 06:12
キーワード:猛暑,秋田,気温

 仙台管区気象台は3日、東北の夏(6―8月)の気象状況まとめを発表した。月ごとの変動が大きかったものの、真夏日、猛暑日の日数は多くの地点で平年を上回り、平均気温も平年より高かった。大船渡、仙台、石巻、白河では、いずれも8月15日に最高気温の記録を塗り替えた。  太平洋高気圧の張り出しが弱かった6月は、梅雨入りが遅れて高温となった。梅雨期間の7月は低温傾向だったが、梅雨が明けた8月は一転、上旬から中旬にかけて集中的に猛暑となった。  8月は北部まで高気圧に覆われ、青森の真夏日は平年の1.5倍(18日)。真夏日の日数は、東北に17ある気象台や測候所のうち、北部や太平洋を中心に10地点で平年を上回った。  高気圧が日本列島に近づいた中旬はさらに気温が上昇。各地で最高気温35度以上の猛暑日を観測した。期間中、福島では猛暑日が10日を数え、山形でも7日に上った。  期間の平均気温は青森が平年比プラス0.9度となったのをはじめ、会津若松を除く16地点で平年を超え、日照時間も各地で平年並みか平年以上だった。  降水量は、北部の多くの地点で平年を下回り、特に青森県内は50―77%にとどまった。南部は台風4号などの影響で平年を上回った。  8月に太平洋高気圧が強まったのは、南米ペルー沖で海面水温が下がる「ラニーニャ現象」が要因。ラニーニャ現象が現れた年の冬は厳冬の可能性が高まるとされるが、東北大大学院理学研究科の岩崎俊樹教授(気象学)は「冬の気象への影響は、周期的に寒気の蓄積と放出を繰り返す北極振動の方が大きい。現時点で北極振動を予測するのは難しい」と話している。 ◎北部の梅雨明け8月11日に修正 東北・確定日  仙台管区気象台は3日、東北の梅雨入り、梅雨明けの確定日を発表した。速報では南部、北部とも6月21日梅雨入り、8月1日梅雨明けだったが、北部は梅雨入りを6月29日、梅雨明けを8月11日に修正した。南部は速報通り。  北部では、平年に比べて梅雨入りが17日、梅雨明けが15日それぞれ遅くなった。気象台は「8月上旬の台風5号上陸以降も、北部は気圧の谷や前線の影響で雨が多く、梅雨明けが遅れた」と説明している。  期間中の降水量は仙台405.0ミリ(平年比180%)、山形246.5ミリ(127%)、福島414.5ミリ(201%)と南部で多かった。一方、北部は青森91.0ミリ(61%)、盛岡234.0ミリ(101%)、秋田207.5ミリ(84%)など、梅雨前線が南寄りに位置した影響で日本海側を中心に少雨となった。


http://www.drs.dpri.kyoto-u.ac.jp