3.台風9号、県内も暴風域に 突風、断続的に大雨
,山形新聞
RV=51.0 2007/09/07 12:31
キーワード:酒田,収穫
7日朝の県内は、台風9号の北上に伴って風雨が次第に強まり、内陸部を中心に突風が吹いたり横なぐりの雨が断続的に降った。このため、山形市の馬見ケ崎川などをはじめ各河川が増水し、天童市では収穫間近のリンゴの実が落下したり街路樹が倒れるなどの被害が発生した。
気象庁によると、台風9号は7日午前9時には福島県会津若松市の南約50キロ付近を時速30キロで北上しており、中心の気圧980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速30メートルと、依然として強い勢力を保っている。
山形地方気象台の観測では、降り始め(5日午後4時)から7日午前9時までの総雨量は蔵王山394ミリ、西吾妻山161ミリ、山形101ミリ、米沢90ミリ、高畠86ミリ、東根82ミリなど。
また、最大瞬間風速は山形で7日午前3時53分に21.3メートル、酒田で同7時3分に21.4メートル、新庄では同9時45分に23.4メートルを記録した。
同気象台では7日夜遅くにかけて短時間に雷を伴った非常に激しい雨が降ると予想しており、東南村山や北村山、東南置賜、最上の大雨と洪水の各警報を継続。また、7日午前8時40分、この数年間で最も土砂災害の危険度が高まっているとして、山形を中心に米沢から尾花沢にかけた範囲に県土砂災害警戒情報を発表した。
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