3.2万5000人に避難勧告=河川はんらん、1人不明−秋田・岩手
,時事通信
RV=85.1 2007/09/18 00:31
キーワード:秋田,温泉,北秋田
大雨の影響で、秋田県では17日、土砂崩れや家屋への浸水が相次いだほか、3つの河川がはんらんし、北秋田市を中心に計約8500世帯、約2万500人に避難勧告が出された。同市では、増水した川に車が流され、女性1人が行方不明になっている。
県総合防災課などによると、北秋田市内を流れる阿仁川と大館市内を流れる米代川、犀川がはんらんし、両市で計約7170世帯、約1万8000人に避難勧告が出された。このほか鹿角市、秋田市、上小阿仁村などでも一部住民に避難勧告が出た。
また8世帯で床上浸水、22世帯で床下浸水の被害があり、北秋田市内の2地区では、計48世帯、約100人が孤立。仙北市の玉川温泉では、宿泊客4人が足止めとなった。
東北電力秋田支店によると、県内で1554世帯が一時停電した。
県警によると、午後6時25分ごろ、北秋田市阿仁吉田町頭の大岱橋付近で、増水した阿仁川に女性が運転する車が流されたと通行中の男性(53)から110番があり、行方を捜している。
岩手県内でも、北上川が一部はんらんし、盛岡市内の約1170世帯をはじめ、8市町村の計約1880世帯、約5000人に避難勧告が出された。けが人などは確認されていない。
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