2.気温:9月の暑さ、記録続出 真夏日、長野で16日・松本で14日 /長野
,毎日新聞
RV=63.7 2007/10/02 12:01
キーワード:軽井沢,佐久
◇気象台まとめ
県内の9月の天候は太平洋高気圧の勢力が強かったため、晴れて暑い日が続いた。真夏日の日数が長野市で16日もあるなど、記録的な暑さとなった。
長野地方気象台によると、9月の平均気温は長野市と飯田市が23・2度、松本市で22・7度、諏訪市で21・6度を観測し、観測開始以来、最も高くなった。また最高気温が30度以上の真夏日の日数は長野市で16日間、松本市で14日間となり、いずれも記録を更新。諏訪市では同月21日に真夏日となり、45年の観測開始以来、最も遅い記録となった。
また台風9号の影響で佐久地域では記録的な大雨となり、軽井沢町では5日から7日までに396ミリが観測され、同月の降水量が過去最も多かった。その他の地域では平年並みか平年を下回った。
善光寺の仲見世通りの喫茶店「いづみや」では例年9月上旬で販売を終えるかき氷を同月20日まで延ばした。従業員の清水百合子さん(61)は「最高気温が30度を超えるとかき氷が飛ぶように売れた。天気の影響は大きい」と話す。また9月下旬には秋雨前線が本州を南下した影響で北部を中心に雨が降り、長野市で30日の最高気温が15・8度となるなど、急に涼しくなった。佐久市の無職、伊東重二さん(78)は「いきなり寒くなったので、あわてて上着を引っ張り出した。気温の変化が激しすぎて体が追いつかない」と話していた。
同気象台によると、今月は平年より高めか平年並みの気温になると予測されているが、最高気温は25度程度だという。【大平明日香】
10月2日朝刊
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