平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/10/03 00:00〜2007/10/04 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
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2.わか杉国体:水害何の、民泊受け入れ バスケ選手ら感激−−能代 /秋田 ,毎日新聞
RV=67.6 2007/10/03 11:00
キーワード:秋田,能代,二ツ井

 ◇能代・二ツ井町仁鮒地区  バスケットボールの会場となっている能代市では、9月中旬の豪雨で住宅など122棟が被害を受けた二ツ井町仁鮒地区(300世帯)が、成年女子2チーム計34人の民泊を受け入れ、水害に負けぬ住民の心意気が選手、監督らを感激させた。  市は選手らと市民の交流を願い、バスケットボール成年女子に出場する16都道府県の選手、監督ら261人を二ツ井町の一般家庭に宿泊させるため、1年4カ月前から準備を進めてきた。仁鮒地区も準備を無駄にせず、真心で迎えようと住民が奮起。予定通り山形、兵庫両県チームの民泊を受け入れることになった。  山形の小嶋裕二三監督は「水害での痛手をみじんも感じさせず、接してくれる住民の姿が選手を逆に勇気づけている」。兵庫の選手らも「郷土料理のだまこもちや、山と川の幸もふんだんの食事がとてもおいしい」と感激していた。  両チームが到着した9月28日、市立仁鮒小(畠山員範(かずのり)校長、児童37人)で全校児童が郷土芸能などを披露し歓迎。食事会場の地区集会所には秋田杉で作られたアーチを用意。児童が「頑張ってけらっしゃい」などと選手一人一人を秋田弁で励ます言葉が壁一面に張り出されるなどの演出もあった。  30日の1回戦に両チームが登場。住民らは会場に繰り出し、秋田と対戦した兵庫を、地元・秋田そっちのけで声援。続いて山口と対戦した山形にも声を振り絞った。兵庫、山形とも惜しくも敗退したため、同日夜には住民多数が集まって送別会を開いた。選手らは住民の温かいもてなしにふれ、感激の面持ちだった。  金野忠徳・仁鮒地区長は「水害で一時民泊受け入れが危ぶまれたが、住民の生涯の思い出となるよう住民が団結し受け入れた。選手らとの交流が水害復興の力にもなる」と話している。【田村彦志】 10月3日朝刊


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