3.八重山地方が暴風域 台風15号
,琉球新報
RV=84.4 2007/10/06 09:39
キーワード:石垣島,八重山,西表島,久米島
台風15号は5日、大型で猛烈な勢力に発達した。同日午後11時現在、石垣島の南約220キロにあり、勢力を維持しながら時速15キロで八重山地方へ向かっている。先月八重山地方に甚大な被害をもたらした台風12号に匹敵する強さで、石垣島では最大瞬間風速が70メートルを超える恐れもあり、沖縄気象台は八重山地方に最大級の警戒を呼び掛けている。
先島地方は6日午前零時までに風速25メートル以上の暴風域に入った。沖縄本島地方、久米島地方も5日午後10時までに風速15メートル以上の強風域に入った。
6日の空の便は、全日空が21便、日本トランスオーシャン航空が29便、琉球エアーコミューターが10便の先島発着便の欠航を決めた。猛烈なしけの影響で石垣島、宮古島両島では、離島を結ぶ船舶も全便が6日の欠航を決めた。沖縄電力によると5日午後11時現在、西表島で約600世帯が停電している。
台風15号は5日午後11時現在、北緯22度25分、東経124度35分にあり北北西に向かっている。中心気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル。最大瞬間風速は75メートル。石垣島では5日午後10時5分、36メートルの最大瞬間風速を記録した。中心から半径280キロは風速25メートル以上の暴風域、半径600キロは15メートル以上の強風域。沖縄気象台によると先島地方では5日、波の高さが9メートルを超える猛烈なしけとなり、本島地方でも波高が6メートルを超える大しけとなっている。
沖縄地方沿岸では高波に警戒が必要。八重山地方では多い所で1時間に50から70ミリの非常に激しい雨が降る恐れ。
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