1.糖度、玉伸びとも品質は上々 天童産ラフランス初出荷
,山形新聞
ＲＶ＝66.3 2007/10/19 19:15
キーワード：出荷,農協,フランス,ラ
全国一の生産量を誇る天童産ラフランスの出荷式が19日、天童市塚野目にある天童市農協ラ・フランスセンターで行われた。関係者約80人が見守る中、早出し用のラフランスを積んだトラック2台が、関東、関西圏などの市場に向けて出発した。20日から県内外の店頭に並ぶ。
この日出荷されたのは、同センターに集荷されたラフランスのうち、早期追熟させるためエチレンガス処理した5キロ箱詰め5000ケース、25トン。同農協によると、今年の天童産ラフランスは近年にないほど着果数が多く、豊作が期待されていたが、9月の台風9号で半数以上の果実が落下。集出荷量は、当初計画していた2600トンを大きく下回る1400トンを見込んでいる。
全体的に糖度は高く、残った果実の玉伸びが進んだため品質は上々だという。県の「山形セレクション」にも認定されている厳選ラフランス「スーパーラフ」（糖度14度以上、2Ｌ以上）は、約60トンの出荷を見込んでいる。
出荷式では、同農協の新関義平組合長が「春のサクランボ不作に続く9月の台風被害は非常に残念だが、この厳しさをみんなで乗り越えていかなければならない。センターの機能をフル活用して安全安心なラフランスを消費者に届けていこう」とあいさつ。関係者がテープカットして初出荷を祝った。
同農協では、20日まで集荷を受け付け、早出し用の約100トン以外は冷蔵庫で予冷し、年内いっぱいかけて出荷する。
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