平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/10/19 00:00〜2007/10/20 00:00

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3.伊勢湾台風:近所で被災、市野教諭が体験語る 桑名・伊曽島小で学ぶ /三重 ,毎日新聞
RV=23.5 2007/10/19 12:00
キーワード:映画,保存

 ◇町は泥の海、職員室屋根裏で一夜  ◇「愛のピアノ」伴奏で合唱  48年前に襲った「伊勢湾台風」で大きな被害を受けた桑名市長島町の伊曽島小学校(門脇貴男校長、児童217人)で18日、4年生46人が先輩から台風の体験を聞き、被災校に贈られた「愛のピアノ」の伴奏で合唱する授業が行われた。  同台風で59人の児童が亡くなった同校では毎年、4年生が総合学習の授業で「伊勢湾台風から学ぶ」に取り組んでいる。今年は、台風当時に同校近くに住み、現在は愛知県愛西市立佐屋中学校に勤める音楽担当の市野多美枝教諭(53)を招いた。  市野教諭は、ピアノの前に並んだ児童たちに、「『家が危ない』の声で祖母や両親、妹と小学校に避難した。堤防が決壊、水がどんどん増え木造の職員室の屋根裏に逃げ、そこで一夜を明かした。泥の海と化した町が現在のように復興したのは、多くの人の助けと皆さんのおじいさんたちが一生懸命働き、家を建て堤防を直したから」などと話した。  その後、市野教諭が「愛のピアノ」を伴奏し「この星に生まれて」などを合唱した。種村凱斗(よしと)君(9)は「水害でまちが海のようになり、亡くなった人がいたと聞いてびっくりした」と話していた。  ピアノは、伊勢湾台風で被災した東海3県の小中学校に、当時の米国の映画女優、シャーリー・マクレーンさん夫妻らの義援金2万ドルを基に47台が贈られた。保存状態が良い同校のピアノは、今もきれいな音色を響かせている。【沢木繁夫】 〔三重版〕 10月19日朝刊


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