2.台風23号、修学旅行に“水差す”,東奥日報
RV=56.2 2007/10/21 11:19
キーワード:仙台,八戸,五所川原
県内の高校は修学旅行シーズンを迎えているが、台風23号の日本上陸に伴い、一部の高校では二十日の日程を急きょ短縮したり、同日以降の旅程を変更したりと影響が出ている。各高校は「生徒の安全確保が第一」と現地との連絡に追われており、引き続き台風の行方を注視している。 近畿地方への台風直撃により日程変更を余儀なくされたのが、青森南高校と八戸北高校。青森南高普通科の二年生は二十日、京都市内の仏閣などを巡る予定だったが、安全を考慮して午後の日程を取りやめ、生徒は宿泊施設で過ごした。 八戸北高の二年生も、奈良市の春日大社や京都市の清水寺などの訪問を中止し、早めに旅館に入った。 一方、空の便の乱れに巻き込まれたのが、東奥義塾高校と五所川原商業高校の生徒たち。東奥義塾は、カナダを訪れていた二年生が同日帰国したが、羽田発青森行きの航空機欠航により本県に戻れなくなったため、日程を一日延ばし、生徒は東京都内に宿泊した。 同じくこの日、ハワイから帰国した五所川原商業の二年生も、青森までの航空機が欠航となったため、新幹線に切り替えて帰途に就いた。 このほか南郷高校は、二十一日から五日間の日程で、沖縄本島と渡嘉敷島(沖縄県)を巡る予定だったが、「台風通過後でも、吹き返しなどで波が高い恐れがある」として、離島である渡嘉敷島の訪問を取りやめ、本島のみの日程に変更した。 同校は「あす仙台から空路沖縄に向かうが、台風の速度が遅い場合、さらに旅程を変更しなければならない。早めに日本を通過してくれれば」と話していた。
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