平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/10/22 00:00〜2007/10/23 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
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1.江戸期の石積み出現 中川村で「理兵衛堤防」の発掘調査進む(中日新聞),中日新聞
RV=61.2 2007/10/22 11:25
キーワード:村,文化財,里,時代

 【長野県】江戸時代に現中川村田島の天竜川に築かれ、昨年7月の豪雨で現れた「理兵衛堤防」の発掘調査が進んでいる。天竜川沿いに残る唯一の江戸期の石積み堤防とみられ、当時の治水技術を知る貴重な文化財。21日には、一般向け現地説明会があり、約70人が参加し、当時の技術に思いをはせた。 全長約180メートルで、地元の大地主松村理兵衛が3代にわたり、寛延3(1750)年から文化5(1808)年まで、幕府の補助と多額な私財を投じて築いたとされる。 築堤後は水害により埋没と出現を繰り返したが近年は深く埋まり、1983年の台風で一部が、昨年7月の豪雨で既存の護岸が流された跡に上流の大部分が出てきた。 松の板を敷き詰めるなどした幅1・2メートル、長さ67メートルの用水路も見つかった。用水路が当時のまま見つかる事例は珍しいといい、理兵衛が堤防外にある自分の水田に引水するためではと推測されている。 村教育委員会と国土交通省天竜川上流河川事務所は調査団をつくり、15日から本格的発掘調査に入っている。説明会は午前、午後の2回あり、団員で村教委の学芸員伊藤修さんらが解説した。 (石川尚里)


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