4.台風23号の教訓生かせ 福知山・由良川の築堤工事起工(京都新聞),京都新聞
RV=34.0 2007/10/26 20:44
キーワード:水系,北有路,堤防
2004年の台風23号で由良川がはんらんし、多くの家屋が浸水したり、道路が冠水した京都府福知山市大江町北有路地区で26日、治水対策を目的とした築堤工事の起工式が行われた。同台風以降、同町内で堤防建設が実施されるのは初めて。 同地域では以前から水害被害を受けているため、国土交通省が03年に策定した由良川水系河川整備計画で、30年以内に同地区の築堤を整備する方針が盛り込まれた。しかし、台風23号の被害を受けて同省が緊急水防災対策として10年以内に整備する方針に前倒しし、昨年度から用地買収を進めている。 計画では大雲橋左岸の上流側から下流側に向け、高さ6-7メートル、上部幅6メートル、下部幅40-50メートルの築堤が国道175号を囲むように約1・6キロにわたって建設される。事業費は約40億円(府が3分の1を負担)で、11年度の完成を目指している。 起工式には住民や行政関係者ら100人が出席。高日音彦市長が「住民の安心・安全な暮らしの実現に向け、工事の早期完成を期待したい」などとあいさつした。
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