平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/11/07 00:00〜2007/11/08 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
「平成19年の風水害」トップ
キーワード解析結果[PDF]

1.能町校下、7100人避難できぬ 高岡市のハザードマップに危機感、地図試作,富山新聞
RV=60.5 2007/11/07 19:36
キーワード:意見,提案,自治,マップ,堤防,高岡

2006年11月7日更新能町校下、7100人避難できぬ 高岡市のハザードマップに危機感、地図試作 高岡市能町校下の住民が、水害時に校下の指定避難施設に避難しようとしても、同市作成のハザードマップ(被害想定地図)で指定された施設だけでは足りず、約七千百人が収容できないことが分かった。危機感を抱いた同校下連合自治会は、隣接する三校下の四施設に七千百人を避難させることにし、四施設の内諾を得たうえで、独自の地図を試作した。安心、安全を求める住民の自主防災の意識が「行政の限界」を乗り越えた形だ。 高岡市危機管理室は「想定浸水区域内で、安全に避難できる施設を校下内で選んだが(適切な施設が)少なかった。住民の自主的な取り組みを評価したい」としている。 今年九月に各戸に配布されたハザードマップには、小矢部川や庄川が増水し、堤防が決壊して浸水した場合を想定して、浸水の予想範囲や水深、避難場所が書かれている。避難場所は公共施設をはじめ、協力的な民間施設などが指定された。 能町校下の場合、避難勧告が出た場合の避難施設に、能町小や能町保育園、民間の事業所など四施設が指定された。しかし四施設の収容人数は計四千二百五十人で、一万一千三百五十人の住民全員を収容できない。 能町校下連合自治会の彼谷整巍会長(76)が地図の見直しを提案した。隣接する古府、万葉、成美校下の自治会などに、施設の確保について相談し、大菅正孝能町校下連合自治会副会長(63)が具体的な修正に当たった。 新たに避難施設として指定したのは古府小(古府校下)、富大高岡キャンパス内の体育館と同市万葉社会福祉センター(万葉校下)、志貴野中(成美校下)の計四施設。新たな施設へは橋を渡らなくてはならず、避難勧告後は橋が封鎖されるため、本来なら避難の準備をするための「避難準備」発令の段階で、早めに避難を始めることも申し合わせた。彼谷会長は「今後、幅広く意見を聞いたうえで修正していきたい」、大菅副会長は「ここまでしないと本当に安全、安心とは言えない」と話している。


http://www.drs.dpri.kyoto-u.ac.jp