平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/11/22 00:00〜2007/11/23 00:00

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3.全国花いっぱいコンクール:農水大臣賞に吉野小 毎日新聞社賞は国分小 /鹿児島(毎日新聞),毎日新聞
RV=55.0 2007/11/22 18:01
キーワード:咲く,猛暑,花,11月

 ◇全国審査 第44回全国花いっぱいコンクール(日本花いっぱい協会、あしたの日本を創る会、毎日新聞社主催)の全国審査結果が発表された。県内では、鹿児島市立吉野小(小村英敏校長)が農林水産大臣賞に、霧島市立国分小(西田哲郎校長)が毎日新聞社賞に輝いた。【大塚仁、川島紘一】 ◇季節に応じ丹精込めて−−鹿児島市立吉野小 吉野小は00年から8年連続全国大会に出場し、05年には最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した常連校。総面積280平方メートルの花壇に、春・秋あわせて1万9000本余りの花を植えている。 栽培は自然との闘いだ。台風が来れば鉢はすべて校内に避難させる。高温少雨だった今夏、夏休みの間、5、6年生は交代で、朝夕2時間ほどかけて水やりを続けた。冷え込みが厳しくなるこれからは、かけた水が凍らないよう霜どけを待ち散水するなど、丹精込めて育てている。 小村校長は花の栽培を通じて「子どもたちにいたわりの心が生まれる」と力を込める。芋畑への校外学習で、子どもがお年寄りの荷物を持ってあげ、後日、お礼の手紙が届いた。地域の人からは「きれいに咲きましたね」と声をかけられ、励みになっているという。 花は近くの公民館や幼稚園などに贈呈され、卒業式には満開の鉢が体育館のステージいっぱいに飾られ、卒業生を送り出す。 栽培委員会の馬場穂乃実委員長(6年)は「植え替えの作業は大変だったけど、きれいに咲いて、育てて良かったと思う」と笑顔を見せた。 ◇見応え十分な円形花壇−−霧島市立国分小 11月中旬になっても、花壇は色鮮やかなマリーゴールドやジニアが咲き誇る。市来吉孝教諭(38)は「児童たちが休み時間中、ハサミと袋を持って自発的に花がら摘みをしてくれるおかげで長持ちする」と秘けつを話した。同小では腐葉土作りなど、一から児童の手で行われる。 436平方メートルの広大な花壇には、全校児童682人の「1人1鉢」と学級で栽培する花壇があり、年間1万4000本が咲く。中でも6年生が栽培する円形花壇は見応え十分。彩り豊かな花々が立体的に浮かび上がる。10月には地域住民を呼んで花壇を囲み、九州大会で最優秀賞を受賞した同小吹奏楽部の演奏会も開かれた。 今夏は例年にない猛暑に悩まされた。それでも、栽培委員が中心となって朝夕2回の水やりを欠かさなかった。「みんな花に接するときの表情がいい」と西田校長。委員長の徳重沙樹さん(6年)は「朝はみんなより早く学校に来て水やりをした。一生懸命育てた花が咲くとうれしい」と声を弾ませた。 見ごろを終えた花は全校児童で摘み取って花束を作り、両親らに贈られる。児童たちにとって一番の楽しみだ。11月22日朝刊


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