平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/11/27 00:00〜2007/11/28 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
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3.強風、4人軽傷など各地につめ跡,東奥日報
RV=36.5 2007/11/27 23:22
キーワード:青森,野辺地

 台風並みに発達した低気圧の影響で吹き荒れた強風により、二十七日県内では、はしごから転落するなど青森市をはじめ四市町村で四人が軽傷を負った。佐井村など十一市町村の住家五十三棟で床下浸水や屋根がはがれる被害があったほか、校舎やビニールハウスの破損、漁港の突堤倒壊など各地につめ跡を残した。一時約二万三千戸あった停電戸数は同日午後五時すぎにすべて復旧した。 県防災消防課によると、青森市などで自宅屋根点検中に転倒、転落したり、小泊村では船の陸揚げ作業をしていた男性が波にさらわれて全身を打撲するなど計四人が軽傷を負った。住家被害は、岩崎村で一棟が床下浸水し、佐井村など十市町村で五十二棟が破損した。野辺地高校など八校で校舎の一部が壊れ、蟹田町など十八市町村ではビニールハウスが損壊した。深浦町北金ケ沢漁港では突堤が倒壊し、川内町などで漁船一隻が沈没、三隻が破損した。また、交通機関も乱れ、JRは東北線、奥羽線、大湊線、五能線などで三十本以上運休、終日ダイヤは乱れた。青森−函館間のフェリーも運休、欠航が相次ぎ二十八日午前中に通常ダイヤに戻る見込み。 西海岸は深浦町などで高潮による建物への浸水が三件あった。千畳敷の田中民宿は、海に面したガラス窓が押し寄せてきた高波で破られ店内が浸水。冷蔵庫が海水に浸かり壊れるなどの被害が出た。民宿の兼平ゆき子さん(58)は「ここで二十八年やってきたけど、こんな被害は初めて」と汚れた商品の後片付けに追われていた。 青森地方気象台は県内全域に出ていた暴風警報を同日午後四時五十五分に解除したが、津軽、下北の沿岸地域には引き続き波浪警報を発令、高波に注意を呼び掛けている。※写真=防波堤を乗り越え係留しているボートに襲いかかる高波(鯵ケ沢漁港、27日午後3時ごろ)


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