1.県内水稲、前年比500トン増 41万9500トン、作付面積は減少
,山形新聞
RV=99.2 2007/12/08 20:47
キーワード:指数,前年,作況,猛暑,収穫,水稲
東北農政局山形農政事務所は8日までに、県内水稲の本年産の作付面積と収穫量を発表した。作付面積は6万9800ヘクタールで前年より若干減少したものの、全体の作況指数(平年作=100)が「101」で10アール当たりの収量も601キロと比較的良かったため、収穫量は前年より500トン多い41万9500トンとなった。
同事務所によると、作付面積は庄内の2万7400ヘクタール(対前年比97%)を最高に、村山は1万6500ヘクタール(同98%)、置賜は1万4600ヘクタール(同98%)、最上は1万1300ヘクタール(同98%)で、いずれも前年を下回った。
地区別の作況指数は、村山、最上が「102」、庄内は「101」、置賜は、いもち病の被害があり「99」となった。収穫量は、庄内が16万5200トン(対前年比99%)、村山が10万1600トン(同99%)、置賜8万6900トン(同100%)、最上6万5500トン(同103%)となっている。
天候がおおむね順調に推移し、7月中旬から下旬にかけての低温や日照不足の影響も少なかったため、全もみ数がやや多く、登熟もほぼ平年並みとなったため、10アール当たりの収量が伸びた。
一方、農水省の発表では、全国的な作況指数は「99」の平年並みで、東北地方は日本海側で日照に恵まれたことなどもあり「101」だったが、九州は台風や猛暑の影響で「95」のやや不良となったという。収量は870万5000トンだった。
|