平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/12/13 00:00〜2007/12/14 00:00

Yahoo!ニューストピックス: 「平成19年の風水害」
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3.「京大ミカン」大豊作 省農薬の自主ゼミ 昨年の倍 ,京都新聞
RV=26.6 2007/12/13 11:29
キーワード:寺,収穫

 できるだけ農薬を使わずに約30年間栽培を続ける京都大の自主グループ「農薬ゼミ」のミカン園が、今年は大豊作となった。同ゼミで引受先を探している。豊作は気象条件に恵まれたためで、不作だった昨年の倍の22トンを収穫。常連客らへの販売ではさばききれず、15日に京大近くの知恩寺(京都市左京区)で販売会を開くほか、30日まで宅配申し込みを受け付ける。  農薬ゼミは、1967年に和歌山県のミカン園で起きた農薬散布による死亡事故を契機に発足。京大教授を4年前に退官した石田紀郎さん(現京都学園大教授)らが中心となり、被害者の家族が始めた省農薬ミカン園で78年から栽培の手伝いや害虫調査を始めた。  現在は石田教授や京大生、京都学園大生ら十数人が活動する。一般的なミカン園では数種類もの農薬を年に十数回散布するが、農薬ゼミは今年、2種類の殺虫剤を1回ずつ施しただけ。  購入者は京都市内が中心だが、東京や長野にもいる。不作の昨年は販売を断ることもあったという。今年は夏の雨量が適当で台風も少なかったことなどが豊作につながり、石田教授は「これほどの収穫量は初めて。今年は期待に応えられる」と胸をなで下ろす。  これまでに約17トンを販売したが、5トン残る。農薬ゼミ代表の京大農学部3年太田健さん(20)は「消費者に省農薬の良さを知ってもらい、販路が広がることで農薬を減らす農家が増えてほしい」と話す。購入申し込みは同ゼミTEL075(711)4860=月、水、金曜の午後7時−9時。


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