2.品質は申し分なし 和三盆糖作り、上板町で始まる ,徳島新聞
RV=48.1 2007/12/14 10:23
キーワード:出荷,猛暑,収穫
上板町泉谷の岡田製糖所で、和三盆糖作りが始まった。作業場にはサトウキビの甘い香りが漂っている。
町内で収穫されたサトウキビを1日6トン、職人たちが機械で搾り、煮立てて不純物を取り除く。できた黄金色の白下糖を冷やした後、研槽(とぎぶね)で丹念に練り上げる。布に包み、石の重しをかけて茶色の糖みつを抜く。この作業を5回繰り返して白い三盆糖に仕上げる。
岡田和廣社長(48)は「今年は猛暑で、台風の被害もなくサトウキビの出来は申し分ない。きめの細かい上質の三盆糖ができそうだ」と期待している。
和三盆糖を作っているのは現在、県内で上板町と阿波市内の4軒だけ。岡田製糖所の年間生産量は約60トン。全国各地の老舗和菓子店や高級料亭に出荷している。作業は来年2月中旬まで続く。
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