1.台湾―沖縄定期船 宮古への寄港再開
,沖縄タイムス
RV=97.4 2007/12/16 12:00
キーワード:石垣,前年,宮古,減少,連携,同社
台湾―沖縄間で定期クルーズ船を運航するスタークルーズ社の二〇〇八年運航計画が、十五日までに明らかになった。運航期間を約三カ月間延長し、那覇港、石垣港に加え、大型船が接岸できる港湾が整備された宮古島への運航再開も決まった。
運航期間は来年三―十一月。スーパースターリブラ(四万二〇〇〇トン、乗客定員約千九百人)が那覇に三十八回、石垣に三十回、宮古に十三回寄港する。一年九カ月の運休後、クルーズ船を大型化して再開した〇七年の実績を上回る計画だ。
受け入れを担当する沖縄シップスエージェンシーの松田美貴会長は「那覇市若狭のクルーズ専用バースが供用されれば、寄港地としての沖縄の魅力を十分にアピールできる」と期待した。
だが、スタークルーズ社が運休理由に挙げた入国審査時間の短縮は、十一月から全国の空港・港で指紋採取と顔写真撮影が義務化されたことなどでさらに時間がかかっているのが現状。松田会長は「入国手続きの迅速化が喫緊の課題。誘致活動とともに、入国の関係機関とも連携を図る必要がある」と指摘した。
スタークルーズ社は一九九七年に台湾の基隆―那覇間で初就航。台風によるキャンセル多発などを理由に二〇〇六年四月から運休した。外国客の大半を占める台湾客の減少や観光バスの需要激減を受け、県や那覇港管理組合などが同社のマレーシア本社に働き掛け、〇七年七月に運航を再開した。
運休前年の〇五年送客数は約四万三千人。〇七年は那覇に十七回、石垣に二十八回寄港し、七万八千八百五十八人が沖縄を訪れた。
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