平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/12/20 00:00〜2007/12/21 00:00

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1.最上小国川の穴あきダム建設採択 08年度予算財務省原案 ,山形新聞
RV=93.7 2007/12/20 15:18
キーワード:温泉,放流,水系,旅館,予算,漁協,治水,用地

 県が最上町赤倉地区の最上小国川の治水対策として建設を決めた「穴あきダム」に対し、財務省は20日、2008年度政府予算の原案内示で、新規建設採択し、国土交通省が概算要求した2億4000万円を満額確保した。これにより、「穴あきダム」は調査から建設段階へ移行することになる。  同日の公共事業等予算内示で明らかにした。本年度に引き続き、地質調査を継続するほか、新たに本体設計などが盛り込まれた。国交省が概算要求していた新規のダム建設事業3件のうち、最上小国川と岐阜県の木曽川水系連絡導水路が採択された。財務省は「緊急性などを考慮し、優先順位が高いと判断した」としている。  「穴あきダム」は、堤体の下部に放流口を設けることにより、流入した水がそのまま下流に流れる。豪雨などがあった場合は、一時的に水がせき止められ、洪水被害を防ぐことが可能になる。県は、貯水型ダムに比べ魚の生息など河川環境への影響が軽微としている。  最上小国川沿いに旅館が立ち並ぶ赤倉温泉が、洪水被害を度々受けていたことから、最上町は1987(昭和62)年、県に治水ダムの建設を要望した。県は91年度から、希少動物の生息状況や地盤などの予備調査を開始。有識者などによる最上川水系流域委員会での協議などを踏まえ、06年11月に斎藤弘知事が治水工法として「穴あきダム」を選択した。  しかし、一帯に生息するアユへの影響などから地元の小国川漁協などがダム建設に反対。国交省は07年度予算編成で、建設採択を前提に設計や用地調査費を要求したが、緊急性の低さや反対運動を理由に採択されず、環境調査費などへの限定的な予算配分となった。


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