平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/12/26 00:00〜2007/12/27 00:00

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2.慶野松原:土塁撤去後対策 浸食防止で補強、「ふとんかご工法」で石積み /兵庫(毎日新聞),毎日新聞
RV=59.4 2007/12/26 14:01
キーワード:12月,砂防,漁協,来年,文化庁

 ◇被害著しい60メートル 南あわじ市教委は25日、慶野松原(名勝)の松林を波浪による浸食から防ぐために築いた土塁の撤去後の対策として、浸食被害が著しい60メートルの部分を「ふとんかご工法」で石積みを築くことを明らかにした。来年2月に着工し、3月末の完成を目指す。 慶野松原は04年10月の台風23号で海岸が浸食されて倒木被害に遭ったため、06年3月に環境省と文化庁の許可を受け、浸食部分約390メートルに高さ2メートルの土塁を構築した。 しかし、築かれた土塁にはタイヤやビニール、鉄骨などのほかセメントが混ぜられていたことから、湊漁協と五色町漁協が「海が汚染される」として撤去を要望、市教委は今年6月に土塁を撤去した。 ふとんかごは砂防工事などに採用され、金網に20センチ前後の大きさの石を詰めて石積みにする工法。市教委は9月、環境省と文化庁に打診し、了解が得られたため許可申請していた。地元の慶野地区と五色町漁協の了解を得ており、湊漁協は来年1月の理事会に諮られる予定。 計画では、浸食が著しい南側に近い釜池突堤北側部分60メートルに、縦1・2メートル、横2メートル、高さ0・5メートルのふとんかごを二段積みにして並べる。工事費は約200万円かかる予定。 市教委は「浸食被害が著しい部分に石積みをして補強し浸食を防ぎ、効果が得られれば土塁全体を石積みにしたい」と話している。【登口修】〔淡路版〕12月26日朝刊


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