平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/09/14 00:00〜2007/09/15 00:00

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3.台風9号被災1週間 南牧村の孤立解消 体調不良訴える人も ,産経新聞
RV=95.6 2007/09/14 07:50
キーワード:富岡,南牧,大塩沢,藤岡,星尾,同村,下仁田

 台風9号の影響で、南牧村で一部住民の孤立状態が発生してから13日で1週間が経過した。同村では仮復旧が進み、同日午後6時に孤立状態が解消。地元住民からは、孤立解消に安堵(あんど)の声が聞かれる一方、不自由な暮らしが続き、ストレスから体調不良を訴える人も出てきた。一方、同村の山間部に広がるスギ林が、台風被害を拡大させたとの指摘も出始めた。                    ◇  県道路企画管理課などによると、同村大塩沢地区につながる県道が13日午後6時に仮復旧を終え、県全域で最大255世帯545人いた孤立世帯は、すべて解消した。これに伴い、9日早朝から県の災害派遣要請を受けて派遣されていた陸上自衛隊は、14日午前7時半で作業を終了する予定。一方、国土交通省は13日、災害緊急調査団を現地に派遣し、4日間にわたり、本格復旧に向けた技術指導を行う。  県消防防災課などによると、同村星尾地区では13日午後9時に断水が解消。同6時現在の県全域の被害状況は、けが人が藤岡市や富岡市などで計4人出たほか、住宅の全壊が下仁田町などで計5棟、半壊や一部損壊計34棟、床上浸水計78棟、床下浸水計211棟など、前例のない甚大な台風災害となった。  県河川課によると、台風9号の被害総額は同日午後2時現在、道路や橋など公共土木施設の被害が計411カ所48億4800万円に上った。本格復旧にはさらに時間がかかるとみられている。                    ◇  同村の住民は、少しずつ落ち着きを取り戻しつつあるものの、避難生活で疲れもピークに達し、不安な生活を送っている人もいる。  六車地区の井出源太郎さん(73)は「昨日までみんなで復旧作業を手伝っていた」とこぼす。もっとも、孤立状態が解消され、13日には、約1週間ぶりに所有する畑に出向き、「あれ(孤立)から初めてだからね」と、額の汗をぬぐいながら生育状態を確認していた。  一方、星尾地区では、疲れやストレスから体調を崩す人が出ている。群馬大学医学部保健学科の教授らは同日、ボランティアで同村内4カ所の集会施設を訪れ、健康相談に応じるなどのケアに当たった。


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