平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/09/18 00:00〜2007/09/19 00:00

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2.岩手・秋田で大雨 河川増水などで6200世帯に避難勧告 ,河北新報
RV=142.2 2007/09/18 06:12
キーワード:温泉,仙台,秋田,青森,八戸,北秋田,盛岡,花巻,沢

 台風11号は17日午前、朝鮮半島を通過して日本海上に抜け、温帯低気圧に変わった。東北地方は停滞した前線に向かって暖かく湿った空気が入り、岩手、秋田の両県で17日午後9時までに降り始めからの総雨量が200ミリを超える所が相次いだ。河川の増水により両県合わせて約6200世帯に避難勧告が出た。  降り始め(15日午後7時)から48時間の雨量は花巻市豊沢261ミリ、北秋田市比立内241ミリ、仙北市桧木内240ミリ、青森県新郷村戸来145ミリなど。岩手県西和賀町沢内では17日午前5時10分までの一時間に40ミリを観測した。  岩手県の北上川、秋田県の米代川ははんらん注意水位を超え、水防団が警戒に当たった。盛岡市では住宅2棟が床上浸水し、盛岡、花巻、秋田、大仙市などでも48棟が床下浸水した。  河川の増水で、北秋田市の3260世帯、秋田市下新城地区の294世帯などに避難勧告。岩手県では滝沢村の1539世帯と、盛岡市、花巻市、紫波町の1119世帯、青森県でも三戸町の32世帯に避難勧告が出された。  北秋田市沢羽立地区では正午ごろ、羽根山沢川があふれ、16世帯が孤立。鹿角市八幡平の銭川温泉は午後3時すぎ、駐車場に土砂が流れ込み、宿泊客9人と従業員4人が自主避難した。  平川市と十和田市の国道102号、鹿角市の国道282号は土砂崩れで寸断された。大仙市の国道46号や東北、八戸、秋田自動車道も相次いで通行止めになった。  東北地方は18日も前線が停滞し、台風12号から暖かく湿った空気が入るため、北部を中心に激しい雨が降る見込み。仙台管区気象台は土砂災害や河川の増水などに警戒を呼び掛けている。   ◇  北秋田署によると、17日午後6時25分ごろ、北秋田市阿仁吉田の阿仁川に架かる大岱橋付近で、通行中のワンボックスカーが増水した川に流されたと110番があった。 ◎秋田新幹線21本が運休/18日は終日  JR東日本は17日午後、岩手県雫石町の雨量計で規制値の180ミリを超えたため、秋田新幹線こまちの秋田―盛岡間の上下計21本を運休とした。18日も安全点検に時間がかかる見込みで、東京―秋田間で終日運転を見合わせる。  線路の冠水や規制値を超える大雨により、奥羽、花輪、男鹿、田沢湖、山田、東北(石鳥谷―花巻空港間)のJR各線でも17日、運休や運転の見合わせが相次いだ。


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