3.八重山・宮古が暴風域 台風１５号
,沖縄タイムス
ＲＶ＝118.0 2007/10/06 12:00
キーワード：石垣,石垣島,八重山,西表島,竹富,先
最大瞬間風速７５メートルも
大型で猛烈な台風１５号は六日午前零時現在、石垣島の南約二〇〇キロの海上にあり、先島諸島が風速二五メートル以上の暴風域に入った。台風は一時間に二〇キロの速さで、今後も勢力を維持しながら北上を続け、同日昼前から夜のはじめにかけ、先島諸島に最も接近する見込み。石垣島地方では最大瞬間風速が七〇メートルを超える恐れがあり、沖縄気象台は最大級の警戒が必要と呼び掛けている。
五日の空の便は二十四便が欠航し、約八百人の足に影響が出た。六日はさらに影響が拡大し、石垣、宮古発着路線を中心に六十便が欠航、約三千五百人が足止めされる見込み。沖縄電力によると、五日午後十一時現在、西表島の一部で約六百世帯が停電している。
台風は六日午前零時現在、北緯二二度三〇分、東経一二四度三〇分にあって中心の気圧は九二五ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は五五メートル、最大瞬間風速は七五メートルで中心から半径二八〇キロ以内では風速二五メートル以上の暴風となっている。中心から半径六〇〇キロ以内では風速一五メートル以上の強風。
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暴風警戒 窓にテープ
八重山 与那国で１人避難
【八重山】台風１５号の接近に伴い、石垣、竹富、与那国の三市町は五日午後、それぞれ警戒本部を設置。暴風警報の発令に伴い、災害対策本部に切り替え、避難希望者への対応や被害情報の収集などに当たっている。
与那国町役場によると、一人暮らしの男性（６５）が祖納地区の構造改善センターに避難している。町役場は町内の三カ所を避難所に指定。移動の安全などを考慮し、早めの避難を呼び掛けた。
竹富町は先月十八日の台風１２号で被害に遭った住民らが避難先を確保したかを把握するとともに、被害が拡大しないよう注意している。
西表島のホテル従業員の男性は「台風１２号で窓ガラスが割れ、営業を二日間休止した。今回は強風域の範囲が広く、速度が遅いので、被害が出た場合は、営業再開が遅れるかもしれない」と不安な表情を浮かべた。
石垣市は対策会議を開き、避難場所や避難方法を確認。市内では、窓ガラスにガムテープを張ったり、防風ネットを設置したりするなど、台風対策に追われる市民の姿が見られた。
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