3.台風４号 沖縄、奄美が暴風域 ８人負傷、８万２０００世帯停電,産経新聞
ＲＶ＝176.5 2007/07/13 16:01
キーワード：風速,本島,沖縄,暴風,那覇,接近,強風
大型で非常に強い台風４号は１３日、沖縄の南を北上し、沖縄や奄美諸島の一部が風速２５メートル以上の暴風域に入った。奄美諸島の西を通過して１４日に九州南部に接近する恐れがあり、気象庁は暴風雨や高潮などへの警戒を呼び掛けている。那覇では７月としては観測史上最大の５６・３メートルの最大瞬間風速を観測。１時間降水量では宮崎県の西都で過去最多の８５ミリを記録した。
台風４号は１３日午前１１時現在、那覇市付近を時速約２０キロで北へ進んでいる。中心の気圧は９３０ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は５０メートル、最大瞬間風速は７０メートル。中心の東側３７０キロ以内と西側１９０キロ以内が暴風域となっている。
１３日午後６時には鹿児島県奄美市の西１９０キロを中心とする半径１１０キロの円内に、１４日午前６時には屋久島の西南西２３０キロを中心とする半径１９０キロの円内に達する見込み。南西諸島から九州にかけての海上は波の高さが６メートルを超え、沖縄本島や奄美地方周辺では９メートルを超える。
台風により発達した雨雲と、台風の外側に湿った空気が流れ込み梅雨前線の活動が活発になるため、西日本の太平洋側を中心に大雨となる。１４日午前６時までに九州南部で３００ミリ、伊豆諸島、東海地方で１８０ミリの大雨が降る恐れがある。
沖縄本島では１２日から１３日朝にかけ、強風にあおられ転倒したり、民家の屋根から転落したりして男女計８人が負傷。那覇市内では走行中の車が強風で横転する事故も起きた。また、同日午前１１時現在、本島周辺の離島を含め約８万２０００世帯が停電。本島内では住宅約２０軒が浸水被害を受けた。
一方、本島や久米島、南大東島などの２５市町村は同日、参院選の期日前投票所を閉鎖。沖縄市など１６の市町村は通常通り開けたが、雨風が吹き荒れ、訪れる有権者はほとんどいないという。
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