平成19年の風水害 今回の注目記事 2007/08/04 00:00〜2007/08/05 00:00

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2.台風5号:3年ぶりに県内上陸 4市で1079人自主避難 /山口 ,毎日新聞
RV=53.7 2007/08/04 16:01
キーワード:砂,海水浴,大会,漁港

 台風5号は3日未明に県内を縦断し、日本海に抜けた。台風が県内に上陸したのは3年ぶり。床上浸水や停電、交通機関などの乱れは3日午前まで残り、一部農産物にも影響が出たが、けが人はなかった。【長谷川隆、島田信幸、新里啓一】  ◇光・室積海岸では砂流出  下関地方気象台によると、台風が県内に上陸したのは04年8月31日の台風16号以来。3日午前1時ごろに宇部市付近に上陸、同3時ごろに萩市付近から日本海に抜けた。  この間の最大瞬間風速は、下関市で午前4時29分に観測した24・4メートル。接近にとどまった06年9月の台風13号の37・0メートル▽05年9月の台風14号の32・4メートル――に比べると弱かった。降り始めから3日午後3時までの総雨量は、美祢市桜山150ミリ▽周南市和田144ミリ▽阿東町篠生132ミリ▽山口市127ミリ▽秋吉台124ミリ――で多かった。床上浸水は周防大島町で1棟。床下浸水は周防大島町4棟▽宇部市14棟▽周南市1棟▽上関町1棟――だった。  下関、宇部、山口、山陽小野田の4市は「台風接近時と満潮時が重なり高潮の懸念が高まった」(県防災危機管理課)ため、4972世帯1万3602人に避難勧告を発令。724世帯の1079人が自主避難したが、3日午後までに解除され、全員が帰宅した。  2日夜〜3日朝にかけて岩国、周南、宇部市などで5391戸が停電。山口市の大豆畑約2ヘクタールが浸水し収穫できなくなったほか、下松市と防府市の漁港では給油施設が浸水した。  交通機関の乱れは3日午前まで残った。山陽新幹線は同日早朝、下関市石原の送電線に木の枝が引っかかり厚狭〜小倉駅間が停電。上下線2本が運休、8本に最大38分の遅れが出た。  3日開催予定のイベントにも影響が出た。下松市では同日夜の「HITACHIサマーフェスティバル」が24日に延期。光市では冠山総合公園の夜間庭園ライブが中止になった。4〜5日の行事は予定通り行われる見通し。一方、4日開催予定だった岩国市の花火大会「錦川水の祭典」は錦川の増水のため25日に延期になった。国の名勝・錦帯橋を彩る約6000発の花火が呼び物で、昨年は12万人が訪れた。今年で40回目を迎えるが、延期は初めて。  また、海水浴シーズンの光市の室積海岸では、台風5号の影響で砂が約350メートルにわたって約1000立方メートル流出し、砂止めのクイがむき出しの状態になった。先月中旬の台風4号でも砂が流出し復旧作業を終えたばかりだった。 〔山口東版〕 8月4日朝刊


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