2.県が台風9号の被害まとめ発表 ,東奥日報
ＲＶ＝108.7 2007/09/08 23:19
キーワード：リンゴ,青森,五所川原,北海道,むつ,ビニール,ハウス,落果
県防災消防課は八日、台風9号による被害状況（同正午現在）のまとめを発表した。新たに報告があった床下浸水一件を含め、住宅や学校など建物の被害は、約七十件に上った。
県の調べによると、中泊町など七つの市町村で、これまでに屋根のトタンがはがれるなどして住宅四十棟が一部を損壊、青森市小橋の民家一軒で床下浸水があった。つがる市などで車庫やプレハブ小屋などの非住家五棟が全半壊している。
また五所川原市を中心に、農作物の管理に使うビニールハウス計三棟が全半壊、三十二棟が一部破損した。むつ市や外ケ浜町などで漁船の格納庫などの損壊や船の転覆を十五件確認した。公立の小中学校十校で施設の一部が壊れ、五所川原農林高校と三本木農業高校で栽培していたリンゴは計百七十箱分が落果した。
農作物関係は、五所川原市とつがる市の一部地域のリンゴ園で、落果率5−15％であることがわかり、つがる市で稲三十ヘクタール、ナガイモや大豆などの野菜八十三ヘクタールが倒れた。五所川原市でもリンゴの木など十一本が折れた。
人的被害は、これまでと変わらず重軽傷計三人。県道では午後二時現在六カ所で通行止めが続いており、国道102号、同279号、同280号では片側通行。本県と北海道を結ぶフェリーは八日いっぱい不定期運航が続いた。
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