災害対応を情報処理過程としてとらえ、災害によって創られた新しい現実への個人や社会レベルでの適応を検討する。被害想定・被害状況の把握;防災計画・過去の災害からの教訓の参照;情報の共有・広報といった一連の情報処理を総合的に行うための防災CALSを構築する。
構成員 教授 林 春男 助手 牧 紀男 | ![]() |
−情報処理過程としての災害対応の仕組みを明らかにする−
災害発生後、人々は新しい現実における振るまい方を学び,自分の位置付けを受け入れられる過程が必要になります。災害対応とは、個人、社会が新たな現実をどのように認識し、対応していくのかという情報処理過程です。本研究分野では災害による人々の苦しみの軽減を図ることを目的に、Business Continuity Management の枠組み 1)リスク評価、2)戦略計画策定、3)標準的危機管理システム、4)研修訓練 に基づき、情報処理過程としての災害対応の仕組みを明らかにする研究を行っています。具体的な研究テーマは以下の通りです。