日時:
Date: |
平成24年3月2日(金)10:30-12:00
Mar. 2, 2012 (Fri.) 10:30-12:00 |
場所:
Venue:
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京都大学宇治キャンパス 防災研究所連携研究棟ホール(アクセスマップ)(構内地図)
Kyoto Univ., Uji Campus, DPRI RENKEI KENKYU TOU (former Research Center for Disaster Reduction Systems Building, see No.5 of Campus Map), 3F Seminar Room (Access Map) (Campus Map) |
プログラム:
Program:
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講演者:
Lecturer:
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吉越 昭久 客員教授
立命館大学文学部地理学教室・立命館大学歴史都市防災研究センター・教授 |
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講演タイトル:
Theme:
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歴史災害の復原とそれから抽出される減災の知恵 |
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講演概要:
Abstract:
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ある地域で将来起こる災害は、規模や発生地域に関しては、過去の災害を復原することである程度予測することができる。(このことは特に、災害の種類としては、水害や土砂災害に関して有効であると思われる。)しかし、実際の防災計画や事業にこのような考え方や結果が取り入れられることはあまりない。その理由として、正確な予測が可能になるほど、過去の災害が復原されていないことが考えられる。従って、可能な限り多く、過去の災害を復原する研究が必要になる。
演者は、これまで京都の鴨川を対象に過去の水害を復原する研究を行ってきた。しかし、前述の予測が充分に行えるほど多くの研究を行うまでにはなっていない。今回は、近世初頭における京都・鴨川の堤防建設を通して、その後の水害の変化を捉えてみたい。その結果として、堤防建設によって水害の防御には繋がらなかった訳であるが、その理由と堤防建設の真の目的を検討してみたい。また、その研究から、どのような減災の知恵が抽出できるのかということにも不十分ではあるが触れてみたい。このような研究を積み重ねることによって、防災計画や事業に取り込めるような減災の知恵を明らかにしていかなければならないと考える。 |
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無料。どなたでも聴講いただけます。お申し込みの必要はありません。
お問い合わせは下記担当までお願いいたします。
京都大学防災研究所巨大災害研究センター 鈴木 進吾
TEL:0774-38-4284 Eメール:shingoのあとに@drs.dpri.kyoto-u.ac.jpをつけてください |
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