テーマセッション
「震災から3年を過ぎて復興はどこまで進んだのか」
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1 社会基盤 | 園辺 栄五郎 | 神戸市 震災復興本部 総括局長 |
社会基盤(都市インフラ)の復興と都市活動
- 阪神大震災と社会基盤 〜震災で何が問題となったのか〜
■ 緊急・支援活動の阻害
■ 市民生活への影響
- 社会基盤の復興
■ 神戸港
■ 道路・鉄道
■ ライフライン
- 将来に向けて 〜残された課題と今後の展望〜
■ 市民生活の安定
■ 経済活動の復興
■ 安全都市基盤の拡充
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2 住まい | 池田 宏之 | 積水ハウス(株) 特需工事部長 |
震災から3年目を過ぎて復興はどこまで進んだか
- 復旧から復興への反省を教訓
■ 復旧時の必要条件
■ 住宅業界としての目覚め
- 住宅復興の経過
■ 個人住宅
■ 低層集合住宅
■ マンション
■ 住宅の復興の今後
- 住宅産業のあり方
■ 住宅の商品設計
■ 住宅販売の責任
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3 まちづくり | 鳴海 邦碩 | 大阪大学工学部教授 |
- 写真にみる復興の現在
■ 震災直後と復興3年目
・震災直後の建物被災状況図
・震災直後の写真と3年目の写真図
■ 事例地区
・長田区、芦屋市、西宮市、淡路島
- 住宅からみた復興の地域別特徴
■ 住宅復興の概況
・滅失住宅戸数と復興住宅戸数
・東高西低の住宅復興
- <街の復興カルテ>にみる復興の実態と課題
■ 復興の地域差
■ 復興まちづくりの課題
・復興停滞空地(震災空地)の課題
・景観形成上の課題
・事業所再建支援上の課題
・応急仮設住宅解消上の課題
- 復興第2ステージへの提案
■ 正確な復興実態の把握
・復興県勢調査の実施
■ これから立ち上がる復興事業地区
・街を育てる復興住宅タイプの必要性
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4 雇用・産業 | 山口 一史 | 神戸新聞文化財団 常務理事 |
- 震災三年目の被災地経済
■ 回復度合いは何割か
- 被災後の経済面での特徴
■ 復旧/復興事業先導型
■ 公共需要比重の高まり
■ 民間部門の回復の遅れと、ウェート低下
- 雇用の状況
■ 震災をはさんだ雇用指標の変化(カッコ内は全国指標)
| 94年 12月 | 95年 2月 | 96年 2月 | 97年 2月 | 97年 11月 |
有効求人倍率 | 0.48 | 0.50 | 0.55 | 0.63 | 0.54 |
| (0.64) | (0.65) | (0.66) | (0.73) | (0.69) |
雇用保険 受給者数(人) | 36,636 | 43,085 | 37,436 | 37,989 | 41,760 |
雇用保険被 保険者数(千人) | 1,142 | 1,113 | 1,118 | 1,129 | 1,139 |
- 地域のくらしを支えるタネを育てる
■ 大規模企業とスモールビジネス
■ ベンチャー型企業とコミュニティースペース
■ 家事や地域の仕事を外部化から内部化へ
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5 生活再建 | 清原 桂子 | 兵庫県 生活文化部 生活復興局長 |
生活復興
- 被災者の現在 −生活復興の目標はなんなのか−
- 顕在化する家族の問題と男性の生活的自立の必要性
- 小地域エリアの人間関係のバックアップシステム
−個人縁、団体縁、グループ縁などの重層的ヒューマンネットワークづくり−
- 家族の支えあい、近所の人や知り合いの助け合い、サードワーカー、民間企業の社会サービス、行政や社会サービスをどう組み合わせるのか
■ 中間組織 intermediary organization と サードワーカー third worker
・行政からのアプローチ
・民間からのアプローチ
・新しい働く場づくり
■ ユーザとしてのエンパワーメント
- ヨコの関係づくりと「居場所があること」
−「支援する側」「される側」の固定的関係と「共依存」を越えて−
■ 情緒的サポート emotional support と 「そばにいるよ」 stand by you
- パートナーシップと合意形成作りのプロセス
−提案型、参画型、対話型、経験型−
■ 民間と行政
■ 住民相互
■ コーディネーター
- プレゼンテーション(表現)とアカウンタビリティ(説明責任)
- 十分な情報の中の選択 informed choice
−自分の人生の主人公は私−
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