Memorial ConferenceVIわたしの「災害ボランティア」体験 DRS
Memorial Conference in Kobe VI 〜 わたしの「災害ボランティア」体験

感謝
神戸市中央区 三田 ひで子

 震災から早くも6年の歳月が経ちました。避難先の体育館では、溢れ出るゴミの後片付けと、トイレの掃除に追われていました。恐ろしい、怖いなどと思う余裕すらもありませんでした。忙しかったおかげで、一瞬でも震災のことを忘れることが出来ました。ケガ一つすることもなく助かった命に感謝をしながら。私にも何か出来ることはないかと考えました。
 考えて選んだ仕事が、清掃のお仕事でした。不思議なくらいに恥ずかしいとか、汚いとか、まったく思うこともなく働いていました。
 被災された方々の程度は、人それぞれ違ってはいましたけれど、みんな心を一つに通い合い、大勢のボランティアの方々に助けられ、大勢の方々と知り合うことが出来ました。今も本当に良い経験をさせていただいたと思っています。


Research Center for Disaster Reduction Systems, DPRI, Kyoto University
京都大学防災研究所巨大災害研究センター