巨大災害過程研究領域
巨大地震、大津波、大洪水などの低頻度ながら甚大な被害を社会に与える災害によって発生する諸現象の解明とその減災システムに関する研究を、数値解析・資料解析・シミュレーションを通じて、自然科学、人文社会科学の融合の立場から推進する。
■ 教授 河田 惠昭 − 研究内容
巨大災害による人的・物的被害を軽減するための総合減災システムに関する研究を行います。まず、国・地域・都市の防災力、災害脆弱性、ハザードとしての外力及び災害リスクの定量的な評価方法を開発します。そして、これら各項からなる保存則としての自然災害方程式の定式化を行います。
巨大災害の危機管理
- 生体防御のアナロジーの活用による都市防災
- 都市環境創造への社会ミティゲーションの発展
- 巨大災害の被害想定とそのマネージメント方法
巨大災害の人的被害と総被害額の定量化
- 来るべき関東地震による人的被害と被害額予測
- 世界各国の巨大災害による被害ポテンシャル分布大勢
- 人の生命の価格の評価方法の開発
阪神・淡路大震災の教訓の総合化と活用
- 東海・東南海・南海地震とその津波による広域被害の減災策
- 地域防災計画の活用方法と広域防災協力体制の提案
- 臨海都市の津波防災の内容とその進め方